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Descent Legends of the Dark シナリオ14

注)このページの内容はネタバレ(Spoiler)を含んでいますので、これからプレイする予定の人は読まないことをお勧めします。
さて、前回はゴーレム達を眠りから覚ましてアレリオンライダーの防衛任務に就かせましたが、今回は恐怖カルトの連中がドラゴンハイブリッドと協同で、放棄された修道院の中で何かの邪悪な儀式をやっているのを阻止するクエストです。ヴァエリクスが修道院の近くにパーティを連れてくると、何やら不気味な鐘の音と詠唱が聞こえてきます。門を守っていたカルト達を片付けて、皆で修道院の中に忍び込み、鐘のある塔の階段を登ります。すると、かつて食堂だった大広間に巨大なドラゴンの骸骨が立っていました。どうも、恐怖カルトの連中が集めたドラゴンの骨を組み立てて作ったらしい。その前足は卵型の石を掴んでいて、石は怪しく光っています。鐘の音に合わせてカルト達は何かの呪文を詠唱し、儀式を行っている。ドラゴンの後ろには塔の外に通じるドアがあり、外には小さな鐘が沢山吊されています。ドラゴンの前には鐘楼へと通じるサイトトークンがあり、その上には巨大な鐘が吊されている。その手前には石板が二つ置かれ、その周囲のカルト達は儀式を行っています。鐘楼の巨大な鐘が鳴ると部屋が震え、ドラゴンの手の中の石が怪しく光る。ドラゴンは口を大きく開けて、皆には理解不能なドラゴン語を叫びます。石板から炎が立ち上り、ヘビの様にカルトの体を伝うと、皮膚にウロコが生え、指はかぎ爪となり、口には尖った歯が生えてきました。魔法の炎がカルト信者を完全に覆うと、なんと彼はズィーロットに変身してしまった!別のカルトが高笑いして言います。「ハハハ、これこそがワシの探し求めていた力だ。グレイヘイブンがワシを追放しなければ、ヤツらがこの力を手に入れられたと思うと・・」
 なんとそれは、ハイモントがレビラックスに襲われた時に脱獄したグレイスドン教授でした。「なるほど、学者や修道士じゃ、レビラックスの軍の役には立たないからな」とヴァエリクス。グレイスドンはパーティに気づき、「ふん、またお節介な連中が来たか。少なくとも、サイラスはワシの邪魔をしないことを学んだらしいが(今回、サイラスは参加していない)。」そう言って、右のドアを開けて中に消えてしまいました。また一人のカルトが石板から立ち上る炎に巻かれて変身します。「カルトどもは、かつてドラゴンロードがやったように、この鐘の音を使って異形に変身している!あのドラゴンの側に行って、俺自身の音を奏でれば・・」とヴァエリクス。長い導入が終わり、まずはドラゴンスケルトンの魂を覚醒させることがクエスト目標になりました。
 ウルフ2体、ゴーレム1体、ズィーロット1体と戦いになります。

このズィーロットは、カルト信者が変身したものなので、ダメージを受けると次の仲間の攻撃ダメージ+1という本来の能力がなかったので楽ちん。戦闘の途中で食堂の壁がいきなり二カ所でぶち割られ、外を飛んでいるハイブリッドが中にいるヒーローを投げ槍で攻撃してきます。敏捷性で無効化できるけど、これはウザい。しかも、2ラウンド毎に新しいカルトが変身してズィーロットになり襲ってきます。
 ヴァエリクスがウォーベルを構えてドラゴンスケルトンにインタラクトし、意志力の能力判定にパスすると、彼のウォーベルが輝きだし、ドラゴンの魂が微かに目覚めました。ドラゴンは頭を低く下げて、ヴァエリクスに視線を向け、雄叫びを上げます。その咆哮のため、全ての敵は呆然と宿命の状態になりました。ドラゴンスケルトンはヴァエリクスに話しかけます。「お前は夢を見る・・」
「私は夢見るが故に、レビラックスが倒されるのを見届けなくてはならない。」とヴァエリクス。
「お前は夢を見る筈ではなかった・・・」とドラゴン。それでも私はよりよい世界を目指すのだと答えるヴァエリクス。俺たちハイブリッドはもう自分の運命を自分で決めるんだ!
「お前達がその創造主たるドラゴンハイロードの意図した以上の存在になる日をこの目で見たかった。夢見る者よ、私の骨は他者の意志によって動かされている。私はあの鐘の音によって捕らえられているのだ。お前を信じる。私を解放してくれ。」とドラゴンスケルトン。
「でもそのやり方がわからない。」とヴァエリクス。ドラゴンは、そのやり方を知っている者が一人いる、とグレイスドンが消えたドアの方を見つめます。ここで、クエスト目標がドラゴンの魂を解放するためのカギ3つを探す、に変更されました。
 さて、とりあえずの敵を全滅させたので、ガラデンがドラゴンの腕の中の石に手を伸ばして奪おうとします。筋力の能力判定を要求されますが、なんとそれに失敗して、3ダメージとシフト2を受けてしまいます。それで2マス移動すると、サイトトークンの隣に・・・。

 鐘楼に続く階段が現れました。それと同時に敵が3体。

 敵に先制攻撃されて、結構ダメージをくらうガラデン。乱戦になります。

 とりあえず、鐘楼階段の両側にある探索トークン、これが壊された食堂の壁で、そこにはシャッターがある。戦闘の最中、筋力の能力判定を二回やって、シャッターを閉じることができました。ガラデンとヴァエリクスが両側のシャッターを閉じたら、もうラウンド毎のジャベリン攻撃を受けなくなった。助かったぜ。チャンスは食堂外のバルコニーに行き、そこのテーブルを調べてグレイスドンのメモその1を発見。「Fire begets light, Light begets shadow」

 敵を倒してから、グレイスドンが消えたドアを開けます。ヴァエリクスは鐘楼に登り、そこのテーブルにあるグレイスドンのメモその2を発見。「Flame gives life, flame gives light」

グレイスドンはレベル4のズィーロットになっていました。HPが85もありますが、たいした特殊攻撃もなく、やがて倒されます。

書見台の上の本を調べると、「シンボルはIgnos, lumos, umbros, vigos」と書かれています。これで3つのカギが見つかりました。このカギを使って、鐘楼の鐘を鳴らせばよいらしい。
 ベランダにいったガラデンはまず小さな鐘をヒントに従って鳴らします。Fire begets light, Light begets shadow が、カギとなるヒントでした。鐘を鳴らす順番を聞かれたので、火がignos、光がlumos、影がumbrosということで、ignos、lumos、lumos、umbrosと選択すると、ドラゴンスケルトンが突然動き出し、鐘楼の鐘を指さしました。早く、大鐘を鳴らすんだ!とヴァエリクス。すると、天井が崩れ落ちて、空からハービンジャー4体が飛び込んできました。「じきにウィングキャプテンゼニスがやってくる!」とハービンジャーはカルト達に伝えます。

鐘楼の上でヴァエリクスは巨大な鐘を鳴らします。すると、すでに変身したカルト達が6体、新たに発生。なんと全部で10体の敵に。でも、ヤツらの儀式はこれで終了となりました。さらに、そこにハイブリッドセンチュリオンのゼニスが現れます。ヤツは、ヴァエリクスに「お前は時間を無駄にしたぞ。レビラックスはこんな雑魚の兵隊なぞ必要とはしていない。」と告げます。すると、ドラゴンスケルトンが二人の間に割って入り、「レビラックスはいつも想像力に乏しい者を好んだものだ。」と言います。「私を裁くお前は何者だ、ドラゴン。」とゼニスが尋ねると、「お前のことなどしらん。」とドラゴンは言って、ゼニスを前腕で吹き飛ばしてしまいます。強い。そして頭を低くしてヴァエリクスに「ありがとう、夢見る者よ。長いこと、私はドラゴン族が、かつてドラゴンロードが犯した過ちを克服するのを望んできたのだ。お前こそがその希望だ。」と語ります。「ヴァエリクスよ、お前を傷つけた者に抵抗しながら、お前が夢に見た世界を作りあげるのは簡単ではない。お前の助けになるように、一つ贈り物を与えてやろう。」そう言って、ドラゴンスケルトンはヴァエリクスに一つの言葉を授けました。「Shatter(砕けよ)」
「創造の言の葉?」ヴァエリクスは目を見開いて呟きます。ゼニスが唸って「それをこんなはぐれ者に教えるのか!だが、無駄だ。創造の言の葉を正しく発音することができるのは真のドラゴンだけだ。」ゼニスは槍でヴァエリクスを貫こうとします。「お前の翼をむしり取った時に、お前を殺しておくべきだったな。」とっさに、ヴァエリクスは「Shatter!」と叫びます。すると、ゼニスの槍が粉々に砕け散ってしまいました。ゼニスはそれを見て飛び下がり、「このまがい物たちはレビラックスの役には立たない。むなしい勝利を喜ぶがいい。」と捨て台詞を吐いて逃げていきました。ヴァエリクスは疲れきって、膝をつきます。創造の言の葉を話すのには、大変な力を消耗するようです。

 残った10体の敵が攻撃してきました。幸い誰も負傷することなく、最初のラウンドをしのぎきり、あとは混戦。少しずつ敵を削り、最終的に殲滅することができました。最後のカルトを倒した後、ヴァエリクスがドラゴンスケルトンに話しかけると、ドラゴンは「ありがとう。これで私は旅立つことができる。」と言って、動かなくなりました。ドラゴンの魂は解放されたらしい。
ヴァエリクスは、その後も、創造の言の葉を話すことができるようになり、彼がShatterと言うと、いろいろなものが砕けるようになりました。すごい。これでシナリオクリアです。

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