トワイライトインペリウム第4版 本文へジャンプ

 この1月に、トワイライトインペリウム第4版の日本語版が発売され、さっそく3人ゲームのソロプレイをしてみました。手抜きのAARですが、雰囲気が伝われば幸いです。
このゲームは、銀河系の支配を巡り、17個ある種族のうちの1つになって競い合うものです。特徴として、この世界の歴史が細かく設定されていて、ちょっとしたSF小説のような雰囲気があります。簡単に書きますと、かつてこの銀河には巨大な帝国が存在しました。その支配者はラザックス人といい、進んだ技術を持っているものの寛大な性格で、銀河に数多いる種族を束ねて、穏健な帝国を形成していました。ラザックスの支配のもと、進んだ技術、活発な恒星間貿易によって銀河は大いに栄えました。しかし、ラザックスの支配に不満を持つレトネフ等の好戦的種族もいて、種族間の小競り合いは絶えることがありませんでした。あるとき、レトネフがクアンワームホールを封鎖したことをきっかけに内戦が勃発し、それを止めるためにラザックス皇帝は、全ての種族の宇宙艦艇を皇帝の直接管理下に置くという勅命を出しました。そのことに各種族は激怒し、内戦は大規模な反乱に発展しました。70年以上続いたトワイライトウォーの後、皇帝の玉座のある銀河系の中心、メカトールレックス星は地球人やジョルナール人などの連合艦隊に爆撃され、皇帝は死亡し、帝国は崩壊してしまいました。その後、技術は失われ、貿易は途絶し、銀河系は暗黒時代に逆戻りします。そしてそれから3000年近くがたち、各種族はまた力を蓄えて、銀河系の再統一を目指すようになりました。それがこのゲームのスタートです。
 画面下の黄色の陣営は、ハカンといって、ライオンの姿をした交易商人の種族です。ハカンは交渉によって特産物を他のプレイヤーと交換して交易品という貨幣に変える特殊能力がありますが、これはソロプレイなので、あまりその特性を生かすことはできません。右上の黒の陣営はレトネフといって、帝国崩壊の原因を作った好戦的種族です。大規模な艦隊を作りやすく、戦闘に有利ないくつかの種族特性を持っています。左上の紫の陣営はジョルナールといって、魚型の生物で頭がやたら大きく、知性が高いため研究能力が非常に高い特性があります。しかし、体が弱いため、戦闘ではダイスに−1の修正がかかるという、打たれ弱い種族です。
 このゲームでは、各ラウンドの始めに、8種類の戦略カードを選びます。カードには1から8の番号が記されており、とったカードの番号の小さい順にラウンド中はプレイをします。1のカードは「主導」といって、指揮トークン(いろいろな行動をするのに必要)を余分にもらうことができます。2のカードは「平和」で、自分が支配する星系内の消耗させた惑星を回復させ、そこに他のプレイヤーが侵入してこれなくさせます。3のカードは「画策」で、議長トークンを入手し、次ラウンドのスタートプレイヤーになる権利を得ます。その他、アクションカードを2枚得たり、銀河評議会で議題になるカードを盗み見することもできます。4のカードは「築造」で、宙軍工廠や対宙要塞を建設します。5のカードは「通商」で、交易品を得たり、特産物を補充します。6のカードは「臨戦」で、一度行動した星系内の艦隊を再度行動させることができます。7のカードは「研究」で、無条件に技術1つを得ることができ、さらに6経済力払うともう1つ技術を研究できます。8のカードは「覇業」で、これは臨時に条件を満たした目的カードを得点に変換でき、もし銀河中央のメカトールレックスを支配していればさらに1点のVP
得ることができます。
 ちなみに、上記のカード効果は主能力と言い、そのカードを使うプレイヤーのみがその効果を利用できますが、カードには副能力というものもあり、だれかが戦略カードの主能力を使用したら、そこから時計回り順に、各プレイヤーもコストを払った上で副能力を利用することができます。
 さて、それではゲームにまいりましょう。

第1ラウンド
ハカンが議長トークンをもって、最初に戦略カードを選択します。研究が大事なので、7「研究」を取ります。ジョルナールは二回行動できる6「臨戦」、レトネフは指揮トークンがもらえる1「主導」を選択。3人プレイでは、各プレイヤーは2個ずつ戦略カードを選択しますので、ハカンは次に5「通商」、ジョルナールは2「平和」、レトネフは3「画策」を取ります。カードの番号をイニシアティブナンバーと言いますが、2枚もっているうちの小さい方の番号を用いて、イニシアティブを決定します。そのため、このラウンドでは、レトネフ、ジョルナール、ハカンの順にプレイが行われることになりました。
・レトネフは、弩級艦、駆逐艦、輸送艦からなる初期配置の艦隊に歩兵3、戦闘艇1を乗せて、母星から出発。アルノール、ロールの2惑星に歩兵を降下させ占領します。惑星の横にある数字は、黄色枠内が経済力、青枠内が影響力を表わしています。移動の前には、目的地の星系内に指揮トークン(黒地に赤の三角の形)を置きます。このトークンが置かれたら、そのラウンド中は、そこのユニットを行動させることはできなくなります。

・ジョルナールも、弩級艦、輸送艦、歩兵2で、同様にテクーラン、トルカンを占領します。

・ハカンもグラール、ケンタウリを支配。

・レトネフは、1「主導」の主能力で、指揮トークン3個を得ます。他のプレイヤーは、まだ影響力のコストが払えないので、副能力を使って指揮トークンを得ることができません。
・ジョルナールは母星の歩兵が足りないので、母星を起動させて、歩兵4を生産します。
・ハカンは5「交易」で、交易品3を得て、特産物6を補充します。
・レトネフは3「画策」で、議長トークンを入手、アクションカード2枚を得ます。
・ジョルナールは2「平和」で、母星の消耗した惑星を回復させます。
・ハカンは、7「研究」で、重力ドライブ(ユニット1つの移動力+1)を研究、さらに交易品3と3経済力分の惑星を消耗させ、輸送艦IIも開発します。こので、輸送艦の移動力が2に増えました。ジョルナールとレトネフも、副能力を使って、重力ドライブを開発します。ソロプレイなので、どうしても各種族の研究の方向性が同じになってしまう・・・。(^_^;
・レトネフは母星で歩兵2、戦闘艇2を生産。
・ジョルナールは6「臨戦」で、母星の指揮トークンを取り除き、移動していない輸送艦と、先に生産した歩兵4が行動できるようにします。
・ハカンは母星系から巡航艦、輸送艦を進めて、レスカロンを占領。歩兵が1つしかないので、もう一つの惑星(コルニーク)は支配できません。

・レトネフはパス。パスすると、他のプレイヤーの戦略カードの副能力を使う以外のことはできなくなります。
・ジョルナールは、母星系で生産した歩兵を乗せた輸送艦が、ゾーバット、メルロンを占領。

・ハカンはパス。
・ジョルナールは、もう一回母星系で生産を行い、輸送艦1を作ります。

これで、調整フェイズになり、ハカンのみが惑星6個を支配しているという目的カードを達成して、1VPを得ました。

第2ラウンド
レトネフが議長トークンを持っているので、そこから戦略カードを選択します。レトネフが6「臨戦」と7「研究」、ハカンが4「築造」と8「覇業」、ジョルナールが1「主導」と5「通商」。

・ジョルナールは、いきなり5「通商」で、交易品を3個ゲット。
・ハカンは輸送艦がアップグレードされて、2へクス移動できるようになったので、レスカロンから一気にアビスを占領。

・レトネフは母星系で、輸送艦、駆逐艦、巡航艦を1つずつ生産。
・ジョルナールは1「主導」で指揮トークン3個、さらに6影響力を払って、さらに2個の指揮トークンをゲット。ハカンも副能力で、3影響力を払って、指揮トークン1個を獲得。
・ハカンは、ウェセンヌ、ラロンを占領。

・レトネフは6「臨戦」で、母星系の指揮トークンを回収。さっき生産した輸送艦等を再度行動可能にします。ハカンは、その副能力を使って、母星系で輸送艦、歩兵3を生産します。
・ジョルナールはテイバーを占領。

・ハカンはさっき母星で作ったユニットを用いて、コルニークを占領。

・レトネフはラザールとサクラーグを占領。

・ジョルナールはロドールを占領。

・ハカンは4「築造」でアビスに宙軍工廠と対宙要塞を建設。ジョルナールは副能力でロドールに宙軍工廠、レトネフも副能力でアルノールに宙軍工廠を建設。
・レトネフはサウドールを占領。

・ジョルナールは輸送艦、戦闘艇、歩兵3をβ-ワームホールに移動させます。

・ハカンは8「覇業」を使いますが、特に達成できる目的カードもなく、メカトールレックスもまだ支配していないため、VPを得ることはできません。秘密目的カードを1枚引いただけで終わります。ジョルナールとレトネフも、指揮トークン1を払って、秘密目的カードを引きます。
・レトネフはα-ワームホールに弩級艦、巡航艦、駆逐艦からなる艦隊を移動させます。

・ジョルナールはパス
・レトネフは7「研究」で、輸送艦IIを研究。ジョルナールは6経済力を払って、輸送艦IIと弩級艦IIを研究。これで、どちらも移動力が2になりました。
・レトネフは、アルノールで巡航艦1と駆逐艦1を建造します。これで、ラウンド終了。

調整フェイズでは、ジョルナールが2つのアップグレード技術を持っていることの1VPを獲得。ハカンは秘密目的カードの啓蒙惑星4個支配を達成して1VP。レトネフはアステロイド隣の3星系に艦艇配置により1VP。ここまでの生産力はジョルナールが経済力12、影響力13。レトネフが経済力14、影響力7。ハカンが経済力11、影響力11 でした。

第3ラウンド
レトネフが議長トークンを持っているので、そこから戦略カードを選択します。レトネフが1「主導」と7「研究」、ハカンが3「画策」と8「覇業」、ジョルナールが4「築造」と6「臨戦」。

・レトネフは6影響力を支払ってメカトールレックス星の庇護者トークンを取り除き、弩級艦1、巡航艦1、駆逐艦1、輸送艦1、歩兵2、戦闘艇1の艦隊をメカトールレックスに移動させ、ここを支配します。弩級艦は重力ドライブ技術により移動力+1の効果で、2へクス移動。これで、庇護者トークンの1VPをゲット。

・ハカンはクアンを占領。

・ジョルナールはスターポイントとニューアルビオンを占領。

・レトネフは1「主導」で、指揮トークン3個、さらに9影響力払って3個をゲット。ジョルナールも副能力で6影響力払い、指揮トークン2個をゲット。
・ハカンはアビスのある星系を起動し、アビスから歩兵を星系内移動させてフリアを占領。さらにそこの宙軍工廠で弩級艦1を生産します。

・ジョルナールはロドールで弩級艦2、巡航艦1、戦闘艇2を生産。
・レトネフはウェロンを占領。ついにハカンと接触することになりました。

・ハカンは3「画策」で、議長トークンを入手、アクションカード2枚を引きます。
・ジョルナールはリルタIVとベレクを占領。なぜかここで手順を間違えて、もう一回ジョルナールが行動してしまいました。
・ジョルナールは4「築造」でベレクに宙軍工廠と対宙要塞を建造。ハカンも副能力で、フリアに宙軍工廠。レトネフもメカトールレックスに宙軍工廠。
・レトネフは7「研究」でサーウィン工具と弩級艦IIを研究。ジョルナールはデュラニウム装甲。ハカンは重力子レーザーシステム。
・ハカンは8「覇業」で2色の技術を持っていることにより1VP。メカトールレックスを支配していないのは痛い。
・ジョルナールは6「臨戦」でロドールの指揮トークンを回収します。これでラウンド終了。

調整フェイズで、レトネフは惑星6個支配による1VPで、合計3VP。ハカンは得点なしの3VP。ジョルナールは惑星6個支配の1VPで、合計2VP。経済力はレトネフ 16、ハカン 15、ジョルナール 16。影響力はレトネフ 15、ハカン 12、ジョルナール 15。

このラウンドにメカトールレックスが支配されたので、議会フェイズが加わりました。最初の議題は「ワームホール研究」で、賛成になるとワームホールにいる自分のユニットを全て破壊して、その後技術を一つ得ることができます。反対になると、反対票を投じたプレイヤーは指揮トークンを1つ捨てないといけません。この時点でワームホールのある星系にユニットを置いているのはジョルナールとハカン。ジョルナールは、11経済力相当の大艦隊です。ハカンは輸送艦1のみ。焦るジョルナールは手持ちの15票を全て反対に投じますが、レトネフとハカンは賛成に・・・(^_^; 

恐ろしいことに、ジョルナールの弩級艦2、巡航艦1、戦闘艇2が、ブラックホールに飲み込まれて、破壊されてしまいました。(^_^; ハカンも輸送艦1を失いますが、これくらいは許容範囲。頭にきたジョルナールは、いきなりウォーサン(征星艦)を研究。ハカンは弩級艦IIを研究します。
2番目の議案は、「研究チーム」。ハカンのクエセンヌという惑星が選出され、緑の専門分野が与えられます。

第4ラウンド
レトネフは4「築造」と8「覇業」。ハカンは1「主導」と7「研究」。ジョルナールは3「画策」と6「臨戦」。

・ハカンは1「主導」で、指揮トークンを3+2個入手。他の2人も6影響力払って、2個ずつゲット。
・ジョルナールはロドールで、征星艦1、戦闘艇4を生産。ついにデススターが出てきました。
・レトネフは8「覇業」で、メカトールレックス支配の1VPを確保。さらにアップグレード技術2個による1VPも得て、5VPとします。
・ハカンは弩級艦1、輸送艦1、戦闘艇2、歩兵3をウェロンに派遣、レトネフの輸送艦1、戦闘艇2と宙戦になります。さすがに弩級艦の威力は抜群で、あっさりレトネフの艦艇は壊滅。惑星爆撃により、地上の歩兵も1つ撃破され、降下した地上軍3 vs 1で、陸戦もあっさり終わり、ウェロンはハカン支配に。

・ジョルナールは6「臨戦」で、ロドールの指揮トークンを回収。デススターを行動可能にします。
・レトネフはメカトールレックスで旗艦1、弩級艦1、戦闘艇1を生産します。この旗艦は、宙戦の各ラウンド開始時に、損傷から回復する特殊能力があります。

・ハカンはフリアで弩級艦4を一気に生産。(^_^;

・α-ワームホールの悲劇を根に持ったジョルナールは、建造したばかりの征星艦と、弩級艦1、輸送艦1、戦闘艇4、歩兵2からなる艦隊をメカトールレックスに突入させます。しかし、脆弱なジョルナールの種族特性として、戦闘ダイスは-1の修正がかかるのでした。(^_^; たいするレトネフは、旗艦1、弩級艦2、巡航艦1、駆逐艦2、輸送艦1、戦闘艇4、歩兵2。

最初のラウンドは、ジョルナールが士気向上のアクションカードを使いダイス+1修正を得ますが、悲しいことに種族特性として-1修正もあるので、プラマイゼロ。双方4ヒットを得ますが、どちらもシールド保持のアクションカードを使用したため、2ヒットずつになります。ジョルナールの征星艦と弩級艦、レトネフの弩級艦2隻が損傷します。しかし、レトネフの旗艦は毎ラウンド毎に損傷を回復させる能力があるのでした。
第2ラウンドは、ジョルナール3ヒット、レトネフ4ヒットを得ます。ジョルナールは2枚目のシールド保持を使用し、戦闘艇2個の除去。レトネフは3ヒットのうち1ヒットは旗艦が受けて、もう一席の弩級艦も損傷、戦闘艇1個を除去します。旗艦はすぐに回復。(^_^;
第3ラウンドは、ジョルナールにダイス運が来て、4ヒット。レトネフは3ヒットのみ。ジョルナールは戦闘艇3を除去。レトネフは旗艦が1ヒットを吸収し、輸送艦1と戦闘艇2を除去。
第4ラウンドは、ジョルナール3ヒット、レトネフ4ヒットを得て、ついにジョルナールの艦隊は壊滅しました。レトネフは旗艦が1ヒットを吸収するので、駆逐艦2の除去のみ。

↑生き残ったレトネフ艦隊。
・レトネフは4「築造」で、メカトールレックスに対宙要塞を2基建設。ジョルナールとハカンも副能力で宙軍工廠を建設します。
・ハカンは7「研究」で、プラズマ裂弾を研究。ジョルナールは駆逐艦IIを研究します。
・ジョルナールは3「画策」で、議長トークンを入手、アクションカード2枚を引きます。
・レトネフはアルノールで輸送艦1を生産。
・ハカンはパス。
・ジョルナールは巡航艦1と駆逐艦1をロトールで生産。征星艦がいなくなった今、これが主力艦隊ということに・・・(^_^; これで、ラウンド終了。

調整フェイズで、ハカンは5隻の弩級艦を持っているため秘密目的カードで1VP、アップグレード技術2個で1VP、合計5VPとします。ジョルナールは2色の技術を2個ずつ保有している1VPで、3VP。レトネフは5VPのまま。国力は、経済力がレトネフ 15、ハカン 17、ジョルナール 21。影響力がレトネフ 13、ハカン 16、ジョルナール 19。何気に宙戦でボコられたジョルナールが一番富み栄えています。

議会フェイズでは、コロニー再分配の動議が通って、アルノールがレトネフからジョルナールの所用になりました。

また、公開処刑の動議も通って、レトネフの持つアクションカードが全て破棄されてしまいました。(^_^;

第5ラウンド
レトネフが4「築造」と8「覇業」、ハカンが1「主導」と7「研究」、ジョルナールが2「和平」と5「通商」。


・ハカンはため込んだ弩級艦5、巡航艦1、輸送艦2、戦闘艇2、歩兵6をメカトールレックスに突入させ、いきなり大海戦が勃発します。守るレトネフは、旗艦1、弩級艦2、巡航艦1、輸送艦1、歩兵2。

まず、メカトールレックスの対宙要塞2基が射撃を行います。どちらも命中しますが、ハカンはマニューバリングジェットのアクションカードで1ヒットを無効化、1ヒットは弩級艦が損傷して受けます。
第1ラウンドは、ハカン5ヒット、レトネフ2ヒットを得ます。レトネフは旗艦と弩級艦2が損傷、巡航艦1と輸送艦1を除去。ここで、ハカンは直撃のアクションカードを用い、損傷したレトネフの旗艦をいきなり撃破してしまいます。ハカンは、弩級艦2が損傷したのみ。これは、レトネフ苦しい。(^_^;
第2ラウンドは、ハカン3ヒット、レトネフ1ヒットを得ます。これで、レトネフの損傷弩級艦2は撃破。ハカンは弩級艦1が損傷したのみ。

レトネフの艦隊が壊滅したため、地上戦に移ります。ハカンの歩兵6が降下。対宙要塞2基の防御射撃は、どちらもはずれます。地上戦は一方的な展開となり、レトネフの歩兵は壊滅、メカトールレックスはハカンの支配になりました。
・ジョルナールは救世主のアクションカードで、支配惑星全てに歩兵1を配置します。(^_^)
・レトネフは母星系で歩兵4と戦闘艇2を生産。
・ハカンはアビス・フリア星系で、巡航艦2、輸送艦1、戦闘艇4、歩兵2を生産。

・ジョルナールは、スパイのアクションカードで、レトネフのカードを1枚奪います。
・レトネフは4「築造」で、母星系のもう一つの惑星にも宙軍工廠と対宙要塞を建設。
・ハカンは1「主導」で、指揮トークンを3個獲得。ジョルナールも9影響力払って、3個ゲット。
・ジョルナールは5「通商」で、交易品3個を獲得。
・レトネフは8「覇業」。メカトールレックスを追い出されてしまったので、追加得点は目的カード「2色の技術2個ずつ」をクリアした1VPのみ。合計6点に。
・ハカンは7「研究」で、6経済力払って、マジェン防衛グリッドとデュラニウム装甲を獲得。ジョルナールも指揮トークン1と6経済力払って、戦闘艇IIと宙軍工廠IIを獲得。レトネフは指揮トークン1と4経済力払って、神経賦活装置を獲得。
・ジョルナールはリルタIV星系で、弩級艦1、輸送艦1、戦闘艇6、歩兵2、駆逐艦2を生産。

・レトネフはパス。
・ハカンもパス。
・ジョルナールは2「和平」で、リルタIV星系の惑星2個を回復。
・続けてジョルナールは、ロドールで弩級艦1、巡航艦1を生産。

調整フェイズで、ハカンは8影響力を支払う目的カードで1VP、メカトールレックス支配による秘密目的カードで1VP、合計7点に。ジョルナールは交易品10個を支払うステージIIの目的カードを達成して2VP、合計5点。レトネフは8経済力を支払う目的カードで1VP、合計7点に。

議会フェイズは、ジョルナールが秘密目的カード1枚を入手、2番目の議題でワームホール再構成の動議が通って、α-とβ-のワームホールが互いに隣接することになりました。

ここまでの国力は、経済力がレトネフ 14、ハカン 18、ジョルナール 21。影響力がレトネフ 7、ハカン 22、ジョルナール 19。レトネフがかなり弱くなってきています。


第6ラウンド
レトネフが1「主導」と4「築造」、ハカンが3「画策」と6「臨戦」、ジョルナールが2「和平」と8「覇業」。

・レトネフは秘密目的カード達成のため、対宙要塞を2基、主星のアークプライムに建設。
・ジョルナールは、1番ビハインドなので、「覇業」を使って一気に追いつきたい。メカトールレックスは、ハカンの弩級艦5他の大艦隊が抑えていきますが、なんとかこれを撃退して追加得点がほしい状況。このターンに生産したユニットは攻撃には参加できないし、まごまごしていると、ハカンがまた防御を固めてしまう。というわけで、初手からメカトールレックスに殴り込みをかけます。弩級艦2、巡航艦2、駆逐艦3、輸送艦2、戦闘艇7、歩兵5が参加。守るハカンは弩級艦5、巡航艦1、輸送艦2、戦闘艇2。まず、ジョルナールの駆逐艦3が対艇斉射を行い、戦闘艇2を先制撃破。さすが、アップグレードした駆逐艦は強い。(^_^;

第1ラウンドは、ジョルナール3ヒット、ハカン4ヒットを得ます。双方とも弩級艦を損傷させますが、ここで双方が直撃のアクションカードを使用し、1隻ずつが撃破となります。今から思い返すと、もしかしたら弩級艦IIのアップグレード済みだったので、直撃は無効だったかもしれません。(^_^; その他、ジョルナールは戦闘艇2機が撃破されます。
第2ラウンドは、ジョルナール 2ヒット、ハカン3ヒット。ジョルナールは戦闘艇3が撃破され、ハカンは残り3隻の弩級艦が損傷します。
第3ラウンドは、ジョルナール 2ヒット、ハカン 5ヒット。やはり、ジョルナールの-1修正は地味に痛い。ジョルナールは輸送艦1、駆逐艦2、戦闘艇2を除去。ハカンは輸送艦2を除去。
第4ラウンドは、ジョルナール 0ヒット、ハカン2ヒット。ジョルナールの巡航艦1と駆逐艦1が除去。ここで、ジョルナールは見事な引き際のアクションカードを使い、生き残った輸送艦1、巡航艦1、弩級艦1は退却します。

・ハカンはクアン星系で巡航艦2、輸送艦1、戦闘艇1、歩兵1を生産。

・レトネフは1「主導」で指揮トークンを3+2個獲得。副能力で、ハカンは1個、ジョルナールは3個獲得。
・ジョルナールはリルタIVで、19経済力使って、また征星艦1、輸送艦1、戦闘艇8を生産。懲りない人だ・・・(^_^;

・ハカンはフリアで旗艦1、弩級艦1、巡航艦1、戦闘艇4を生産。

・レトネフは母星系で弩級艦3を生産。
・ジョルナールは2「和平」でリルタIVの惑星を回復させます。
・ハカンは3「画策」で、議長トークンを入手、アクションカードを2枚引きます。
・レトネフは駆逐艦1が最大戦速のアクションカードで移動力3として、前の議会で通ったワームホール再構成の効果でα-とβ-ワームホールがつながったため、図のような経路でジョルナールの母星の隣にいきなり移動します。これは「敵母星系の隣に自軍艦船を持つ」という秘密目的カードのためです。

・ジョルナールはロドールで輸送艦1、戦闘艇6を生産しますが、このレトネフの駆逐艦に対応する戦力がもうありません。今から思うと、その隣にいた輸送艦がタイマンはれば、もしかしたら勝てたかもしれませんが・・・。(^_^;

・ハカンは6「臨戦」

ここでラウンド終了となります。

イニシアティブ順にしたがって、レトネフから目的カードの点数化をしますが、指揮トークン6個を支払うステージII目的カードで2VP、さらにジョルナール母星の隣に艦船を配置している秘密目的カードで1VP獲得し、めでたく10VPとなり、レトネフの勝利となりました。(^_^) ジョルナールとしては、対宙要塞IIを研究していれば、レトネフの駆逐艦を迎撃できた可能性があった筈ですが、惜しかったですね。
長いAARをご覧いただき、ありがとうございました。