War of the Ring づくし 本文へジャンプ

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今回は、私が自由の民、Okaさんが冥王サウロンをやりました。いつも同じようなログになっては面白くないので、今回は主語をOkaさんとかsinyamagにしないで、極力物語形式になるようにしてみました。カードドリブンですから、無理な展開でこじつけになるのはご勘弁ということで・・・。
さて、今回もフロドとサムは指輪を無事に滅びの山に捨てることはできるでしょうか。

第1ターン
追跡ダイス1個。自由の民ダイス Wx2, C, M。冥王ダイス Sx2, C, A, M/Ax2。
モルドールの滅びの山から炎と煙が立ち上っているのが、ここミナス・ティリスの頂からも見えるようになった。ゴンドールは戦が近づいていることを知り、執政のデネソールは予備役の騎士達を招集することにした(ゴンドールの政治レベル3へ)。一方、冥王サウロンはオークの数も十分増えたと判断し、これまで隠してきたモルドールの闇の軍勢を、中つ国に解き放つことにした(サウロン参戦)。この頃、旅の仲間はリヴェンデルのエルロンドの館を出発し、最初の一歩を無事踏み出した。一方、南のアイゼンガルドでは、オルサンクの塔に住む白の魔法使いサルマンが冥王の側に立つことを宣言し、オークの軍勢を増やし始めた(アイゼンガルド参戦)。サルマンの裏切りを知ったローハンでは、戦いの備えを始めた(ローハンの政治レベル2へ)。サウロンは、バラド・ドゥアとヌルンからゴルゴロスの平原に軍勢を移動させ、レギュラー9個・エリート1個・ナズグル1個の大軍隊とした。

旅の仲間の間では、ヌメノール王家の最後の後継者たるストライダーが、遠くゴンドールに危機が迫っていることを知り、一刻も早く戴冠するべく一人先行することとし、ディムリル谷に移動した。

サウロンは、レギュラー5個・ナズグル1個をミナス・モルグルから北イシリエンに移動させた。

第2ターン
追跡ダイス1個。自由の民ダイス Ex2, M, M/A。冥王ダイス S, Ex3, Cx2。
北ではデールのブランド王の呼びかけに応じて、レギュラー2個の兵士達が集まった。その頃、オルサンクのサルマンは、指輪の行方を捜すために、クレイバインの群れを放った。サルマンの脅威がいよいよ差し迫ったと見て、ローハンのセオデン王はマークの騎士達に非常呼集をかけることにした(ローハンの政治レベル3へ)。蛇の舌はいなかった模様。サウロンはレギュラー9個・エリート1個・ナズグル1個の軍をゴルゴロスからミナス・モルグルに移動させた。冥王の胎動を感じ取った中つ国のエルフ達は、最後の戦争が近づいていることを知り、戦いの準備を始めた(エルフの政治レベル2へ)。北イシリエンの冥王軍には、トロールから生み出された巨大なオログ-ハイが加わった(エリート1個)。エルフの側も、リヴェンデルにグロルフィンデルが援軍として参加した(レギュラー1個、リーダー1個)。冥王はミナス・モルグルの大軍を南イシリエンに移動させた。旅の仲間は、まだリヴェンデルの近くから動けていない。

第3ターン
追跡ダイス1個。自由の民ダイス Cx2, E, M。冥王ダイス Ax4, E, S。
一人で旅するストライダーは、ドルアダンの森にたどり着いた。ミナス・ティリスまでもう少し。

サウロンは、南イシリエンの軍でオスギリアスを攻撃し、防御していたレギュラー2個を蹴散らし、これを占領した。ゴンドールは、恐れていたことが現実となったことを知り、ついに戦争に突入することになった。ストライダーは、包囲間近のミナス・ティリスに駆けつけ、城門が閉まる寸前に滑り込んだ。すかさずオスギリアスの冥王軍は、ミナス・ティリス前のペレノール野に布陣し、包囲体制をとった。エリート1個がミナス・ティリスに徴集されたが、冥王軍の城壁への攻撃は熾烈を極め、両軍に2ヒットずつのダメージが生じた。(注: 後日判明したのですが、城塞が包囲されたら、通常の方法では部隊の招集はできませんでした。したがって、このエリートの徴集はプレイミスです)一方、まだ移動を一回しかしていない旅の仲間では、フロドがビルボにプレゼントされたミスリルのシャツと短剣スティングを装備して、万一に備えることにした。冥王は、ミナス・ティリス攻撃の後詰めとして、レギュラー5個・エリート1個・ナズグル1個の軍を北イシリエンからオスギリアス、またレギュラー5個・ナズグル1個の軍をモランノンの門からダゴルラドの平原に進めた。


第4ターン
追跡ダイス1個。自由の民ダイス C, E, M/Ax2。冥王ダイス S, E, Ax2, M, M/A。
包囲下のミナス・ティリスにエリート1個が徴集された。しかし、ストライダーは「西方の意思」がないためにアラゴルンに戴冠できない。執政のデネソールは、自分の権力に執着して、王の帰還を認めようとしないのだ。冥王側は、先の攻城戦で生じた損害を埋めるべく、オスギリアスからレギュラー1個・エリート1個・ナズグル1個がミナス・ティリスに移動した。またダゴルラドの平原から北イシリエンに軍が移動する。冥王は全力を挙げてミナス・ティリスを落とそうとしていることが明らかだ。そして、ナズグルの首領であるアングマールの魔王がミナス・ティリス前のペレノール野にとうとう現れた。千年前に北方王国を滅ぼし、ゴンドールの王統を途絶えさせた指輪の幽鬼の首領が、帰ってきたのだ。一方、北では旅の仲間が二回目の移動を行ったが、冥王の追跡のため、ガンダルフが傷つき倒れてしまった。今から旅の仲間を率いるのは、ゴンドールのボロミア。ストライダーもガンダルフもいなくなり、不安にかられるフロド達。しかし、まだ旅の仲間は暴露されてはいない。その頃、ミナス・ティリスでは、執政のデネソールが、ストライダーに「そなたのような一介の野伏ごときをわが主君と認めることなどできぬ。ゴンドールの王家は千年前に途絶えたのだ。わがミナス・ティリスをお前のような野良犬にくれてはやらぬ。」このため、自由の民はリーダー1個を失い、今後の戦いにおいて大きなハンデを追うこととなってしまった(ミナス・ティリスでは戦闘カードが使用不可)。アラゴルンになれば、この愚行をやめさせられるのに、と歯を食いしばって耐えるストライダー。このままではミナス・ティリスは陥落するという危機感から、ストライダーは密かにシタデルの狼煙火を上げる。赤い矢となった狼煙火のリレーはローハンまで瞬く間に届き、ついにローハンはエドラスにエリート1個とリーダー1個を招集し、参戦することとなった。冥王はミナス・ティリスの攻撃を続け、2ラウンドにわたる戦いで、攻撃側5(+1)ヒット、防御側2ヒットの損害が生じた。デネソールの呼びかけにより、エリート1個がミナス・ティリスに招集される。愚行による不利をものともせず、ミナス・ティリスの守りは堅い。

一方、アイゼンガルドでは、ついに白のサルマンがオルサンクの塔に姿を現した。

第5ターン
追跡ダイス1個。自由の民ダイス Ex3, M。冥王ダイス S, Cx3, Ax3, M。
未だに「西方の意思」が出ないため、ストライダーはアラゴルンになれず、デネソールの愚行は続く。冥王はレギュラー4個をオスギリアスからミナス・ティリスに補充として送り、北イシリエンからオスギリアスにレギュラー5個とナズグル1個を移動させた。ミナス・ティリスへの攻撃は続き、防御側に2ヒット、攻撃側は1ヒットの損害。エリート1個がミナス・ティリスに招集されるが、これが最後のエリート部隊となった(注: これもプレイミスです)。再びミナス・ティリスへの攻撃で、防御側に2ヒット、攻撃側は1ヒットの損害。ローハンでは、エドラスにエオムンドの子エオメルが登場し、エリート1個とリーダー1個が招集された。ローハンからの援軍を警戒する冥王は、ドルアダンの森にレギュラー部隊1個を配置し、レギュラー3個とナズグル1個をミナス・ティリスに補充として送る。
自由の民はエルフの指輪ネンヤを使い、EをMに換えて、ミナス・ティリスとドル・アムロスにレギュラー1個を招集した。しかし冥王はミナス・ティリス攻撃を続行し、防御側2ヒット、攻撃側4ヒットの損害が生じる。攻撃軍も弱体化し、この段階でレギュラー3個、エリート1個、ナズグル3個と魔王のみ。防衛軍はレギュラー4個とストライダー。しかし、冥王はエリート部隊を犠牲にすることでもう1ラウンドの戦闘を続行させた。そこで死闘(Deadly Strife)が行われ(両軍ともダイスに+2)、防御側に4ヒット、攻撃側は3ヒットの損害。かろうじて冥王軍はレギュラー1個が残り、ナズグル3個と魔王は生き延びた。一方、レギュラーが全滅したミナス・ティリスは落城し、その混乱の中でストライダーもオークの刃に倒れてしまった。ここに、遙か昔から続いてきたヌメノールの王家の血統は途絶えたのであった。愚行を重ねてきたデネソールもまた焼身自殺を図り、シタデルの崖から飛び降りて死んだ。

ミナス・ティリス陥落の知らせは中つ国を震撼させた。リヴェンデルのエルロンドはエレボールのドワーフの王、ダイン2世に警告を送った(ドワーフの政治レベル2へ)。冥王はミナス・モルグルにエリート部隊1個を招集し、モリアにバルログが現れた。

第6ターン
追跡ダイス1個。自由の民ダイス C, Wx3。冥王ダイス M/Ax4, Ex2, M, A。
旅の早々に倒れてしまった灰色のガンダルフは、イルーヴァタールの命により白のガンダルフとしてファンゴルンの森に復活した。もともとアマンの地でマイアであったガンダルフは、神に近い存在なのである。

一方、オルサンクのサルマンは、オークのレギュラー部隊2個を、ウルク・ハイのエリート部隊へと訓練していた。更に、アイゼンガルドの各拠点にレギュラー部隊1個ずつを招集し、着々と侵攻の準備を進める。サウロンもミナス・モルグルにエリート部隊1個を招集し、ミナス・ティリス攻城戦で受けた損害の補充に努めた。そして「指輪の幽鬼の出立」により、魔王は遠ハラドに移動し、レギュラー4個、エリート1個からなる南蛮人の軍を近ハラドに移動させた。またナズグル1個が南ルーンに移動し、レギュラー3個、エリート1個の軍を灰の山に移動させた。レギュラー6個、エリート2個となった近ハラドの軍は、魔王とともに西ハロンデールに移動する。

さらに、レギュラー3個、エリート1個、ナズグル1個となった灰の山の南蛮軍は、ダゴルラドの平原に移動した。

旅の仲間は、三回目と四回目の移動を無事に行った。冥王は;レギュラー1個とエリート1個をミナス・モルグルに招集し、モリアにレギュラー1個を配置した。旅の仲間からはレゴラスが別れ、森の王国に行き、ビルボが執筆した赤本「行きて帰りし物語」の効果を用いてドワーフ、エルフ、北方人に警報を送った(ドワーフとエルフの政治レベル3へ。北方人レベル2へ)。一方、冥王サウロンは「指輪は私のものだ」の特別追跡タイルを準備し、旅の仲間を待ち受けるのだった。

第7ターン
追跡ダイス0個。自由の民ダイス Cx2, Mx2, E。冥王ダイス Sx2, Cx4, Mx2, A。
魔王に率いられた南蛮人の大軍(レギュラー6個、エリート2個)は、西ハロンデールからオスギリアスに移動した。この軍の目的は、間違いなくペラルギアとドル・アムロスに違いない。そこで、ドル・アムロスのイムラヒル大公は、レギュラー1個とリーダー1個を招集し、敵の来襲に備えることにした。デネソールとアラゴルン亡き今は、彼がゴンドールの中心とならざるを得ないのである。彼の身体には、ロスロリエンのエルフ、ミスレルラスの血が流れている。人間とエルフの希望は、今やドル・アムロスが冥王の攻撃に持ちこたえられるか否かにかかっていた。一方、ハラズリムと呼ばれる南蛮人と東夷達は、冥王サウロンの影響を受け、邪悪な人間達となっていた。彼らは豊かなゴンドールを略奪するために、冥王の手先となったのである(南蛮人の政治レベル3、その後参戦へ)。その頃、旅の仲間は五回目の移動を行おうとしていた。しかし、冥王の「まぶたのない目」が彼らを捜し回り、クレイバイン達がさらに群がってきたため、発見されそうになったフロドは指輪をはめてしまう(堕落ポイント2)。しかし、幸運にもぎりぎりのところで冥王に暴露されるのは回避された。ローハンのセオデン王は、アイゼンガルドの脅威に備えるため、エドラスとヘルム峡谷にレギュラー部隊を招集した。冥王も、ハーフオークやゴブリン人間といった邪悪な掛け合わせを行い、ウンバールの港にアイゼンガルドのエリート部隊である「ウルク・ハイ」を配置した。白のガンダルフはファンゴルンの森で、エント達を何とか説得してオルサンク攻撃に向かわせようとしていたが、彼はもっと他の場所で必要とされていた。そのため、旅の仲間からギムリが別れ、ファンゴルンに行くことになった。鍛冶のために木を切るドワーフが、エント達に受け入れられるかどうかは未知数なのだが。オスギリアスの南蛮軍はペラルギアを攻撃し、防御に当たっていたゴンドールのレギュラー部隊は無事にラメドンに退却した(冥王3VP)。

そして、いよいよゴンドールの滅亡が近いことを知ったエルフ達は、ついに冥王に対して参戦することを決めたのである。

第8ターン
追跡ダイス1個。自由の民ダイス Wx2, Ex2, C。冥王ダイス Sx3, Ex2, C, A, M/A。
旅の仲間は、モリアの坑道を抜け、ようやくロスロリエンにたどり着いた。

バルログによる妨害を覚悟していた彼らだったが、幸い何も損害を受けずにモリアを抜けることができたのである(後で戦闘カードとしてロリエン攻めに使うつもりの様子)。ここで旅の疲れを癒すフロド達(堕落ポイント1へ)。ロリエンのレディガラドリエルは、「全ての光が消え失せた暗闇の中で、これがあなたの道を照らすことでしょう」とフロドに玻璃瓶をプレゼントするのであった。一方、冥王はレギュラー2個を南デュンランドから北デュンランドに移動させ、またレギュラー1個、エリート3個、ナズグル1個をミナス・モルグルから北イシリエンに移動させた。

ロリエンの旅の仲間は、モリアの坑道で見つけた「マザルブルの書」をエルフ達に見せた。そこには、30年以上前にモリアを再度ドワーフの国にしようとしたバーリン率いるドワーフ達の最後の様子が記されていた。その知らせを受けたギムリはファンゴルンからロリエンに駆けつけ、一方レゴラスは森の王国からエレボールに行き、ダイン2世と会談を行い、ドワーフたちを参戦させることに成功した。アイゼンガルドでは、褐色人達がサルマンの煽動に応え、気炎を上げていた。その結果、モリアにレギュラー部隊6個が集められることになった。次はロリエンが危ない!と知ったガラドリエルとケレボルンは、エリート部隊1個を招集する。一方、南の海岸沿いでは、レギュラー3個、エリート1個からなるウンバールの海賊達がラメドンを襲い、両者1ヒットずつ受け、これを占領した。再びロリエンではエリート部隊が招集される。ダゴルラドの平原にいたレギュラー3個、エリート1個、ナズグル1個の軍は、北イシリエンに移動。ローハンのセオデン王は、ミナス・ティリスの冥王軍が弱体化(レギュラー1個)しているのを見て、エドラスからフォルデに軍を動かした(レギュラー2個、エリート3個、リーダー2個)。これを見た冥王は、オスギリアスで軍を合流させ、レギュラー5個、エリート4個、ナズグル2個の大軍とし、東からの敵に備えた。またレギュラー5個、エリート2個と魔王の軍はペラルギアからラメドンに移動し、ウンバールの海賊達と合流した。ドル・アムロス危うし!


第9ターン
追跡ダイス1個。自由の民ダイス Wx2, E, M, C。冥王ダイス Ex2, Mx2, M/Ax2, S, A。
旅の仲間は、ロリエンの黄金の森で十分に旅の疲れを癒し、レディガラドリエルに贈られたボートで、アンドゥインの大河をひっそりと下り始めた。冥王はモリアにエリート部隊を招集し、ロリエン攻めの準備を整えつつある。翌日旅の仲間がまたボートを出そうとしたとき、偶然遭遇したオークの偵察部隊が矢をいかけてきた。そして不運にも、リーダーのボロミアは、胸に三本の矢を受けて絶命してしまった。今やパーティは4人のホビットだけとなったのである(移動距離2)。しかし、まだサウロンに彼らの位置は暴露されてはいないようだ。モリアにナズグル、ドル・グルドールにレギュラーを招集する冥王。そして、南ではレギュラー7個、エリート3個、魔王からなる大軍に、ついにドル・アムロスが包囲された。ドル・アムロスとヘルム峡谷では、レギュラー部隊が招集される。ドル・アムロスを守るのはレギュラー部隊5個。しばらくは持ちこたえられるとイムラヒル大公は考えていたが、南蛮人を主力とする冥王軍は、攻城槌グロンドをはるばるドル・アムロスまで運んできていたのである。ウンバールの海賊が船で運んだらしい。これにより、3ラウンド続く攻城戦が行われ、冥王軍に6ヒットの損害を与えつつも、なんとドル・アムロスはいきなり落城してしまった。ここに3000年間続いたゴンドールは滅亡したのである。(冥王5VP)

冥王はさらに、ドル・グルドールとモリアにレギュラー部隊を招集する。ドル・アムロスの陥落を知ったローハンのセオデン王は、ミナス・ティリス奪還をあきらめ、西からのサルマンの脅威に備えるため、軍をフォルデから西エムネットに戻したのだった。

第10ターン
追跡ダイス1個。自由の民ダイス Mx2, W, E, M/A。冥王ダイス Ax3, Sx2, E, C, M。
いよいよ冥王はロリエン攻略に向け、レギュラー8個、エリート1個、ナズグル2個の軍勢をモリアからディムリル谷に移動させた。また後詰めとして、ドル・グルドールからはエリート1個とナズグル1個が南アンドゥイン渓谷に移動する。ファンゴルンの森にいた白のガンダルフは、ロリエン救援のため長躯シャドウファクスを走らせ、ロスロリエンに駆けつけた。南では、レギュラー6個、エリート4個、ナズグル2個の大軍がオスギリアスからドルアダンの森に移動し、ローハン攻略に乗り出した。そして、ドル・アムロス攻略戦で生き残ったエリート3個と魔王の軍は、西からヘルム峡谷を襲うためドル・アムロスからアンファラスに移動した。ローハンのセオデン王は、エドラスとヘルム峡谷にレギュラー部隊を招集し、これに備える。その頃、ディムリル谷の冥王軍はついにロリエンを包囲した。守るのは、白のガンダルフと、エルフのレギュラー1個とエリート4個。ガンダルフの杖から発せられる白い光は、ナズグル達の乗る黒い翼の獣をたじろがせる。

ローハンでは、セオデンの呼びかけに応え、騎士団がエドラスに参集した(エリート1個、リーダー1個)。アンファラスの魔王とエリート3個は、アンドラストの岬へと移動し、ペラルギアのレギュラー部隊1個はロッサルナハに移動。北では、ゴンドール滅亡の知らせを聞いたデールの北方人達が、次は自分たちと、戦いの準備を始めた(政治レベル3へ)。そして、ローハンでは、セオデン王の主力部隊がアイゼン浅瀬に移動し、守備隊と合流してレギュラー4個、エリート3個、リーダー3個の大軍隊を形成した。しかし、これだけの軍隊をヘルム峡谷の城塞は受け入れることはできないと悩むセオデン。一方、冥王は「オークを再び増殖させ」、ドル・グルドールにレギュラー3個、グンダバッド山にレギュラー3個を配置した。そして、「うちらによこせ!」の特殊タイルを用意して、旅の仲間を迎える準備を整えるのであった。

第11ターン
追跡ダイス 1個。旅の仲間ダイス Cx2, Mx2, W。冥王ダイス M/Ax3, Ex2, Cx2, M。
旅の仲間はロリエンを包囲する冥王軍に追跡されることを恐れ、東エムネットで所在宣言をした。そして、大河に沿って無事三回目の移動を行った。冥王は、ローハン攻略軍をドルアダンの森からフォルデに動かし、さらにレギュラー6個、エリート1個、ナズグル1個の軍を南アンドゥイン渓谷からケレブラント野に移動させる。

一方、アイゼン浅瀬のセオデンは、隷下の主力をこのままヘルム峡谷防衛戦に投入するべきかどうか迷っていた。ホーンブルグ城の守備隊4個に加え、レギュラー4個とエリート3個は、籠城するには多すぎるのである。そこへ、オークを憎むゴンドールの野人(ウォーゼ)の酋長ガン=ブリ=ガンが尋ねてきた。彼はドルアダンの森にある秘密の道の存在をセオデンに教えた。その道を通れば、敵に知られることなくミナス・ティリスまで一気に駆け抜けることができると言うのだ。今、モルドールのミナス・モルグルもモランノンも、守備隊は出払っている。それなら、ミナス・ティリスまで密かに主力を移動させ、一気にモルドールを落としてしまえばよいのではないか。セオデン王はエオメルらと相談の上、一時的にヘルム峡谷を明け渡しても、モルドールをついてこの戦争を終わらせる可能性にかけるべきとの結論に達した。夜の闇に紛れて東に向かって密かに移動を始めたローハン軍。彼らはウォーゼの抜け道を通って、いきなりオスギリアスに現れたのである。これにはさすがの冥王サウロンも狼狽し、ローハンに侵攻しようとしていた軍をフォルデからドルアダンの森に戻す。オスギリアスのローハン軍は、南イシリエンに移動し、ミナス・モルグルを伺う体制をとった。冥王はすかさず、エリート部隊1個をそこに配置する。しかし、ローハン軍は補給が途絶えがち(軍隊ダイスがない)なため、ミナス・モルグルを攻撃することができない。代わりにヘルム峡谷にエリート部隊1個を招集する。冥王は、レギュラー6個、エリート4個、ナズグル2個の大軍をドルアダンの森からオスギリアスに動かし、突出したローハン軍の背後を伺う。またエリート3個と魔王はアンドラストからドルーワイス・イアウルに移動した。そして、身動きのできない南イシリエンのローハン軍を、冥王軍の主力が襲いかかった。しかし、この戦いでは、ローハン軍は1ヒット、冥王軍は2ヒットの損害を受けたのみで、ローハン軍は無事に西ハロンデールに退却した。

その頃、アンデュイン河を下る旅の仲間たちは、激しい嵐に遭遇していた。彼らのボートは逆巻く波に翻弄され、目的地と反対方向へと運ばれてしまった。ケレブラント野の岸に打ち上げられた4人のホビット達。泳げないサムは、九死に一生を得て、ガラドリエルに感謝の祈りをするのであった。

冥王はウンバールとミナス・モルグルにレギュラー部隊を配置して、ローハン軍からの守りを固めている。ドワーフたちは、エレボールでエリート部隊を招集する。一方、旅の仲間は、偶然彷徨いこんだ古い塚の中で、亡霊に捕らえられてしまった。彼らの上には死者のろうそくが灯され、フロドはそこから逃げ出すためにまた指輪をはめてしまった(堕落ポイント2)。

第12ターン
追跡ダイス 1個。自由の民ダイス Cx2, M, E, M/A。冥王ダイス Ax4, C, E, S, M/A。
旅の仲間はケレブラント野の冥王軍に追跡されることを恐れ、東エムネットで所在宣言した。南では、レギュラー3個、エリート3個、リーダー3個のローハン軍がペラルギアを解放した。(冥王4VP)アイゼンガルドでは、ドル・アムロスからずっと西回りで北上してきた南蛮軍がオルサンクの軍とアイゼン浅瀬で合流し、レギュラー1個、エリート6個と魔王からなる連合軍を形成した。旅の仲間の間では、メリーがローハンの危機を知り、「一人でも行こう」とパーティを離れていった。彼はファンゴルンの森を抜け、ヘルム峡谷へ急行する(堕落ポイント1へ)。

冥王は、ロリエン攻略の後詰めだったケレブラント野の軍を東エムネットに移動させ、旅の仲間を移動を妨害する作戦に出た。また、霧ふり山脈の西では、北のグンダバッド山からレギュラー部隊5個がグラム山に移動する。今度はリヴェンデルが狙われている!さらにミナス・モルグルとドル・グルドールにオークのレギュラー部隊が招集された。そしてアイゼン浅瀬にナズグル5個が集まり、魔王は東エムネットに移動した。旅の仲間は、なんとか東エムネットから移動しようとしたが、ナズグルの首領に感づかれてしまう。再び魔王から逃れようと指輪をはめるフロド。しかしこの時、フロドを守ろうと魔王の前に立ちふさがったのはピピンであった。彼は自らを盾にして、追跡のダメージを軽減させた。しかも、小柄な彼は魔王の追跡をうまくかわして、エドラスに逃げ込むことに成功したのである(堕落ポイント2へ)。今や旅の仲間はフロドとサムだけになってしまった。そこへ、指輪をずっとつけ回してきたゴラムが現れ、フロドとサムに捕まえられた。彼は金切り声を上げ、彼らのガイドになることを承諾させられる。その頃、ヘルム峡谷のホーンブルグ城はついに冥王軍に包囲された。サムとフロドは、ゴラムに首輪をつけて歩きながら、かつてビルボが作った詩を思い出し、故郷のホビット庄を懐かしみ、心を癒した(堕落ポイント0へ)。一方、ヘルム峡谷の攻城戦は熾烈を極めた。ナズグル5体が「恐るべき呪文」を唱え、防衛部隊に2ヒットのダメージが与えられる。ペラルギアにリーダー、ヘルム峡谷にレギュラーを招集して抵抗する自由の民陣営。ゴンドールは滅亡したと思われていたが、ペラルギアが解放されたため、敗残兵たちが集まってきたのだ。しかし、多少の援軍などものともせず、冥王はヘルム峡谷への攻撃を続ける。エリート部隊2個を犠牲にする3ラウンドの連続攻撃により、防御側に5ヒット、攻撃側には4(+2)ヒットの損害となり、とうとうヘルム峡谷は陥落してしまった。メリーも、群がってくるオーク達に押しつぶされ、とうとう命を落としてしまったのである。(冥王6VP)

第13ターン
追跡ダイス 1個。自由の民ダイス Cx2, M, E, M/A。冥王ダイス Sx3, Cx2, M/Ax3。
フロドとサムは、西エミンムイルで所在宣言を行った。そしてゴラムに先導されて移動を無事に行った。そこは死者の沼地。1000年以上前の戦いで死んだ者たちが沈む沼地の中を彼らは進んだ。ミナス・モルグルまであと距離2。ヘルム峡谷の攻略を終えた冥王は、ナズグルを中つ国各地に再配置する。自由の民は、エレボールとペラルギアで、レギュラー部隊を招集。息を吹き返したゴンドールに、冥王サウロンは激怒する。今やローハン・ゴンドール連合軍となったペラルギアの軍は、レギュラー4個、エリート3個、リーダー4個と、自由の民陣営最強となっている。一方サウロンはエドラスを攻略するべく、ヘルム峡谷と東エムネットから軍を西エムネットに移動させ、レギュラー6個、エリート4個、ナズグル2個の大軍とした。

ペラルギアの連合軍は、ドル・アムロス解放のため、ラメドンに移動。防御に不利なペラルギアは明け渡し、守備隊は残さなかった。そこで、冥王はレギュラー1個をペラルギアに派遣し、これを占領(冥王7VP)。また、南イシリエンで軍を合流させ、レギュラー4個、エリート5個、ナズグル2個と魔王とする。ローハン・ゴンドール連合軍はドル・アムロスを包囲した。守るのは南蛮人のレギュラー1個のみ。冥王はレギュラー5個の軍を北のグラム山からエッテンムーアに移動させ、リヴェンデル攻略の構えを見せる。また南イシリエンの大軍をオスギリアスに、さらにペラルギアへと移動させた。


第14ターン
追跡ダイス2個。自由の民ダイス Cx3, Ex2。冥王ダイス Ax2, Mx2, S, E, M/A。
ドル・アムロスを包囲したローハン・ゴンドール連合軍は、城壁に向かって突撃した。後ろからは敵の大軍が迫っているため、時間はかけられない。この強襲により守備隊のレギュラー部隊1個は壊滅し、ドル・アムロスは再びゴンドールのものとなったのである。(冥王5VP)

ドル・アムロス失陥の知らせに激怒したサウロンは、配下の魔王とレギュラー4個、エリート5個、ナズグル2個の軍をペラルギアからラメドンに移動させる。さらに、北のエッテンムーアからトロールシャウズにレギュラー5個を移動させ、リヴェンデル攻略の準備を行った。ローハンでは、西エムネットの冥王軍がエドラスを攻撃した。守備隊はレギュラー1個、エリート1個、リーダー1個とピピンのみ。2ラウンド続いた野戦により、エドラスは陥落し、ピピンもその戦いの中で落命してしまったのである。(冥王6VP)一方、フロドとサムは、死者の沼地をようやく抜けだし、北イシリエンに無事に移動した。アイゼンガルドでは、サルマンがレギュラー部隊3個を各拠点に招集する。そして、いよいよフロドとサムは、ミナス・モルグルに向けて最後の移動を行うが、そこで冥王の手先に追跡され、指輪を使ってしまった(堕落ポイント1)。しかし、エルフのクロークのおかげで、敵に暴露はされずにすんだのが、不幸中の幸いであった。冥王は、モリアにナズグル、北デュンランドにレギュラーを招集する。 この時、エルロンドの「大きすぎる力」が中つ国に発揮され、冥王軍はエルフの城塞に攻撃をかけられなくなった(解除にはカード2枚を捨てなくてはならない)。そして、ラメドンの冥王軍は、ついにドル・アムロスのローハン・ゴンドール連合軍と激突した。籠城するには数が多すぎるため、連合軍は1ラウンドの野戦を行い、自由の民3ヒット、冥王4ヒットを受ける損害が出た。ちょうど5部隊となった連合軍は、すかさずドル・アムロスの城壁の内側に退却し籠城を始めるのであった。その頃、モルドールから伸びた闇が地上を覆い、光を嫌う冥王の軍勢の移動を助けた。そのため、北デュンランドのレギュラー1個、エリート1個、ナズグル1個の軍がホリンを抜けてトロールシャウズに移動し、同規模の軍がロリエンからディムリル谷を越えてモリアに移動した。白のガンダルフが守るロリエンを力攻めで落とすのは難しいと考えた冥王は、今度はリヴェンデルを狙っている模様。

第15ターン
追跡ダイス2個。自由の民ダイス Cx3, M, M/A。冥王ダイス Ax4, Cx2, M。
フロドとサムは、ついにミナス・モルグルで所在宣言し、モルドールの滅びの山へと進み始めた。

しかし、ゴルゴロスの平原にはオークが満ちあふれ、とてもフロド達が見つからずにいくことは不可能に思えた。その時、ゴラムが「いとしいしとの旦那、他の道がある」と言って、二人を導いた。少しだけ癒されるフロド(堕落ポイント0へ)。しかし、滅びの山に近づくにつれますます重くなる指輪は、フロドの心を激しく消耗させる(堕落ポイント2へ)。一方、モリアではサウロンの代弁者が現れた。リヴェンデルでは、エリート2個が招集され、守りを固める。冥王は、レギュラー2個、エリート1個、ナズグル2個、サウロンの代弁者の軍をモリアからホリンに移動させる。

ローハンでは、レギュラー4個、エリート3個の冥王軍がエドラスからフォルデ、さらにドルアダンの森からオスギリアスに移動する。

この軍はロサルナハのレギュラー1個と合流してペラルギアにさらに移動。一方、フロドとサムは、よろめきながらもさらに歩を進める(堕落ポイント4へ)。冥王は(カード2枚を捨てて)エルフの「大きすぎる力」を打ち消す闇の力を働かせた。フロド達が暗闇の中、滅びの山をよじ登っている時、レディガラドリエルがくれた玻璃瓶が光を発し、フロドの疲れを癒した(堕落ポイント2へ)。頑張れ、あと2歩だ!その頃、北の方では、ホリンの冥王軍がトロールシャウズに移動し、レギュラー8個、エリート2個、ナズグル4個、サウロンの代弁者からなる大軍となった。リヴェンデルは持ちこたえられるか。ペラルギアの軍はラメドンに移動し、ドル・アムロス奪還を狙う。

第16ターン
追跡ダイス 5個(注: 後日判明したのですが、追跡ダイスの数は、コンパニオンの数までなので、本当は1個しか入れられませんでした。プレイミスです)。自由の民ダイス Cx2, M/A, W, M。冥王ダイス Ex2, Cx2, A。
フロド達は、最後の力を振り絞って、山を登る。幸い今のところ冥王には気づかれていない。しかし、指輪の重圧はフロドの心をさらに蝕む(堕落ポイント3へ)。

冥王は、今更ではあるが、巨大グモの「シェロブの巣」を用意して、フロド達を捕らえようとする。最後の一歩を踏み出したフロドとサムは、とうとうサウロンの目に捕まってしまう。邪悪な冥王に見据えられて絶叫して苦しむフロド(堕落ポイント9へ)。しかし、堕落ポイントは12点に届かずに、(ストップアイコンなしなので)最後の一歩を無事に進めたフロド達。指輪は滅びの山の火口に投げ捨てられた。冥王は滅び、新しい時代(第4紀)が今始まる。