War of the Ring づくし 本文へジャンプ

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4回目のプレイは、私sinyamagが冥王サウロン、Okaさんが自由の民をやりました。これまで3回のプレイでは、いろいろとルール間違いをしていたことが判明していて、今回こそはプレイミスのないリプレイにしたいと、二人で気合いをいれます。前回のように、なるべく物語の形式にしていこうと思いますので、いろいろこじつけが出てくるのはご勘弁ください。(^_^;

第１ターン
追跡ダイス2個。冥王ダイス Sx2, E, C, M/A。自由の民ダイス C, Ex2, M。
いよいよ旅の仲間がリヴェンデルを旅立つときが来た。エルロンドは、彼ら全員に、敵の目を欺く「エルフのマント」を贈って告げた　「中つ国の運命は、そなたたちが指輪を滅びの山に捨てられるかどうかだけにかかっている。自由の民全ての期待を背負い、さあ、行くがよい。」（青の0特別タイル）。その頃、アイゼンガルドでは、白の魔法使いサルマンが、冥王サウロンと同盟を結び、公然とオークの軍勢を増やし始めた（アイゼンガルド参戦）。それを知ったローハンのセオデン王は、マークの騎士達に招集をかける（ローハン政治レベル2へ）。冥王は旅の仲間が出発したことを知り、彼らを捕まえるための準備を始めた（赤の3特別タイル）。そして、レギュラー4・エリート1・ナズグル1の軍をバラド-ドゥアからゴルゴロスに移動させる。

その頃、旅の仲間はついに最初の一歩を踏み出すが、冥王の追跡は容赦なく彼らを襲い、暴露は免れたものの、フロドは指輪の使用を余儀なくされたのであった（堕落ポイント2）。


第2ターン
追跡ダイス2個。冥王ダイス Mx3, E, M/A。自由の民ダイス Cx3, E。
旅の仲間は2回目の移動を無事に行い、ホリンに到着した。ここはかつてエレギオンと呼ばれ、モリアのドワーフたちと友好関係にあるエルフの都市であった。ケレブリンボールが三つの指輪、七つの指輪、九つの指輪を作ったのはこの地である。今は石の廃墟が佇むのみとなっている。南のアイゼンガルドでは、オルサンクの塔に白のサルマンが登場した。

冥王サウロンも、シェロブの巣を用意して、旅の仲間を待ち受ける（赤のダイス特別タイル）。旅の仲間は、モリアの坑道を通って再び移動を行うが、バルログではないもののオークの大軍に囲まれて、ガンダルフは仲間を先に行かせるために自らを犠牲にしてオークの刃に倒れてしまう（ダメージ3はキャンセル、堕落ポイントは2のまま）。

まだ冥王は、旅の仲間の位置には気づいていない模様。しかし、ついにモルドールの闇の軍勢は、モランノンの黒の門からあふれ出て、中つ国に公然と戦争を仕掛け始めたのである（サウロン参戦）。それを知った古森の「トム・ボンバディルは、唄い踊りながら、その不思議な力」で北方人たちに警告を送った（北方国の政治レベル2へ）。冥王はまだ戦力が足りないと、ミナス・モルグルにエリート部隊1個を招集する。ミナス・ティリスの執政デネソールは、モルドールの軍勢が最初に狙うのは自分だと予想し、前線であるオスギリアスの廃墟にレギュラー2・エリート1・リーダー1の現有の全戦力を送ることにした。冥王は、ゴルゴロスからミナス・モルグルにレギュラー3・エリート1・ナズグル1を移動して合流させ、レギュラー8・エリート2・ナズグル2の大軍を用意するのであった。


第3ターン
追跡ダイス2個。冥王ダイス Cx3, Mx2, E。自由の民ダイス Cx2, M, E。
冥王はミナス・モルグルの主力軍に、「丘トロール」を加えることにした（レギュラー6・エリート4・ナズグル2に）。さらに、モランノンからゴルゴロスにレギュラー5・ナズグル1を移動させる。一方、旅の仲間は、ガンダルフを失って失意にくれつつも、ストライダーに率いられて、モリアからディムリル谷に無事移動を行った。その頃、冥王はミナス・モルグルの主力軍を南イシリエンに移動させる。そしてリヴェンデルでは、「エルロンドの叡智」により、ローハンのセオデン王に急使が送られ、ローハンは戦いの準備をさらに進めることになった（ローハンがアクティブ、政治レベル3へ）。モルドールではその頃、ゴルゴロスからミナス・モルグルに、後詰めのレギュラー9・ナズグル1の軍が移動を行っていた。

ミナス・ティリスが危ない！一方、モリアを抜けた旅の仲間達は、後ろからゴラムが近寄ってきたのを捕まえることに成功する。ゴラムは初めは激しく抵抗したが、フロドの憐れみの心にうたれ、次第にうち解けるようになった。「スメアゴルいい旦那助けるよ」（青の-1特別タイル）。その頃冥王は、南蛮人と東夷の国に使者を送り、中つ国征服に参加するように命令した（南蛮人の政治レベル3へ）。オルサンクの塔では、白のサルマンが、人間とオークを掛け合わせた強力なオークを大量に生産していた（レギュラー2個をエリート2個へ）。

第4ターン
追跡ダイス2個。冥王ダイス M/Ax2, M, A, E, C。自由の民ダイス W, C, M, M/A。
アイゼンガルドでは、サルマンの軍がすごい勢いで増殖を繰り返していた（各拠点にレギュラー1個徴集、その後オルサンクでレギュラー2個がエリート2個へ）。

その頃、モリアで死んだと思われていたガンダルフが、白のガンダルフとして、ファンゴルンの森に復活をした。アマンの地で、イルーヴァタールに使命を与えられたのである。冥王を倒すために、神の力の助けを借りて、ガンダルフは戻ってきた。

サルマンは、ついにローハンに対して戦争を開始することにした。エリート4個の軍がアイゼン浅瀬を攻撃し、1ヒットの損害のみで、レギュラー2個・リーダー1個の敵軍を一撃で潰滅させたのであった。セオデン王の一人息子、セオドレッドが戦死したのは、まさにこの戦いの最中だった。この戦いの後、ローハンは冥王との戦いに参戦することになったのである。そして、ヘルム峡谷にエリート部隊1個を徴集する。

しかし、勢いに乗ったアイゼンガルドの軍勢は、そのままヘルム峡谷を包囲した。守るのはわずかにレギュラー1・エリート1のみ。このままでは彼らの全滅は免れないと判断したセオデン王は、守備隊をホーンブルグ城の裏から脱出させ、「ウォーゼ（野人）に教えられた秘密の道」を通って、長躯ミナス・ティリスまで走らせた。攻城戦をするまでもなく、ヘルム峡谷はアイゼンガルド軍に無血占領されたのである（冥王2VP）。

その頃、ローハンの参戦を受け、指輪の幽鬼の首領たる魔王が南イシリエンの冥王軍に現れた。ついにこの軍はオスギリアスに襲いかかろうとしている。ミナス・ティリスが危ない！

そして、旅の仲間はディムリル谷から無事に南アンドゥイン渓谷に移動を行った。ロスロリエンに寄って疲れを癒す間も惜しみ、直接モルドールを目指そうというのだ。このまま行けるのか？一方、ヘルム峡谷を占領したアイゼンガルド軍では、「半オークやゴブリン人間」といった種族が集められ、エリート部隊1個の援軍となって現れたのだった。

第5ターン
追跡ダイス 2個。冥王ダイス Ex3, C, M, A, M/A。自由の民ダイス Wx3, C, M/A。
旅の仲間から、ついにストライダーとボロミアが別れて先に進むことになった。二人は夜を徹して馬を走らせ続け、ミナス・ティリスが包囲される前に、無事に城門をくぐった。

そこに現れたのは、「ストームクロウ-凶報をもたらす者」であった。彼は、冥王の脅威など取るに足らない、ミナス・ティリスが襲われることなどあり得ない、と執政のデネソールに説き、それを信じたデネソールはすでにドル・アムロスに集まってきていた騎士たちに、解散することを命じてしまった（ゴンドールの政治レベル1へ。ドル・アムロスのレギュラー1個を除去）。一方、ボロミアによってデネソールに引き合わされたストライダーは、自分がかつてのヌメノール王家の末裔であり、イシルデュアの正当なる後継者である事を明らかにした。王の帰還を喜ぶミナス・ティリスの住民たち。その声を無視することはさすがのデネソールにもできず、ここにストライダーは、アラゴルン二世として戴冠を行ったのである。

その頃、アイゼンガルドでは、それぞれの拠点でオークのレギュラー部隊が増殖していた。ミナス・ティリスのアラゴルンは、ローハンに援軍を求めるべく、狼煙火を上げる。それは「赤い矢」のような狼煙のリレーとなって、瞬く間にローハンまで救援の要請が届けられ、エドラスにはエリート1・リーダー1が招集された。冥王は、ミナス・モルグルのレギュラー9・ナズグル1を北イシリエンに移動させる。そして、レギュラー6・エリート4・ナズグル2と魔王からなる軍が満を持してオスギリアスを攻撃した。

守るのは、レギュラー4・エリート1・リーダー1。守備隊は1ヒットを受けつつも、冥王軍に2ヒットの損害を与え、無事にミナス・ティリスに退却した（ゴンドールの政治レベル2へ）。王となったアラゴルンは、このままミナス・ティリスに居続けては落城した時に自分が危ないと、供も連れずにミナス・ティリスを脱出し、ラメドンの地に潜伏する。その頃東の地では、蛮族たちがモルドールの「冥王の呼びかけ」に応え、戦の準備を始めていた（北ルーン、南ルーン、ウンバールで、それぞれレギュラー2個徴集）。一方ミナス・ティリスでは、「シタデルの護衛兵」達が集まり、城壁の補強を開始した（エリート1・リーダー1徴集）。そして、いよいよミナス・ティリス前のペレノール野において両軍が激突した。守るのはボロミアに率いられたレギュラー5・エリート3・リーダー2。籠城するには多すぎるため野戦が行われる。

その結果、冥王軍3ヒット、ミナス・ティリス守備軍4ヒットを受け、ゴンドールの残存部隊はミナス・ティリスの城壁内に撤退した。

第6ターン
追跡ダイス2個。冥王ダイス Ex4, C, M, M/A。自由の民ダイス Cx2, Wx2, M, M/A。
ミナス・ティリスでは、先の野戦で受けた大損害にデネソールは衝撃を受けていた。このままでは敵に蹂躙されてしまう。しかし、1000年以上続く「執政の家系」の末裔たる彼のプライドは弱気を見せることを拒み、部下達を叱咤激励するのだった（エリート1徴集）。その頃モルドールでは、「指輪は我がものなり」と、一つの指輪を探して、眠らない目が中つ国をくまなく捜索していた（赤の目特別タイル）。そして、日の光を恐れないようにトロールを改良したオログ・ハイが、ミナス・ティリス包囲軍に送り込まれた（エリート1徴集）。一方、レゴラスに率いられた旅の仲間は、南アンドゥイン渓谷から西ブラウンランドに無事移動を行った。ここはマークウッドとエミン・ムイルの間にある広大な荒野である。かつては、エントの妻たちがここで森を作ったと伝えられているが、第２紀末の、人間・エルフ連合軍とサウロンとの戦争で荒廃したと言われている。その頃北方では、デールのブランド王が戦争の足音を聞き、戦いの準備を始めていた（北方国の政治レベル3、その後参戦へ）。冥王は、ミナス・ティリス攻撃のため、レギュラー9・ナズグル1からなる援軍を北イシリエンからオスギリアスに移動させる。また、東方の蛮族たちも参戦してきた。中つ国のエルフ達は、いよいよ最後の戦争が始まったことを知り、自らも戦いの準備を始める（エルフの政治レベル2へ）。「東方からの軍勢」は、東ルーン海に集結を始めた（レギュラー4徴集）。ドワーフたちも、「鉄の足デイン王の護衛」がエレボールに集まった（エリート1・リーダー1徴集）。そして、オスギリアスからミナス・ティリスに、補充としてレギュラー5・ナズグル1が送られた。

第7ターン
追跡ダイス2個。冥王ダイス Cx2, M, S, Ax3。自由の民ダイス Cx3, Ex2, M。
旅の仲間は、西ブラウンランドから東ブラウンランドに無事移動した。木が一本も生えない荒れ果てた荒野は空から丸見えであるため、昼間は物陰で眠り、夜通し歩き続けたのである。一方、ミナス・ティリスでは、レギュラー6・エリート4・ナズグル3・魔王からなる冥王軍の総攻撃が始まっていた。そして「死闘-Deadly Strife」が行われ、エリート部隊の犠牲により2ラウンド続けられた攻城戦で、冥王 6(+1)ヒット、自由の民 7ヒットの損害が生じた。守備隊で残るのはレギュラー2個のみ。しかし、冥王軍も、レギュラー1・エリート3・ナズグル3・魔王まで弱体化した。そこへ、「大鷲グワイヒール」に率いられた鷲たちが襲いかかる。彼らの攻撃は熾烈を極め、ナズグル3体は全て排除されてしまった。一方、冥王サウロンがミナス・ティリス攻略に手間取っている間に、ゴンドールの南にある「ウンバールから、海賊」たちが攻め上がってきた。レギュラー5からなる南蛮人の軍勢が、ドル・アムロスを急襲し、これを包囲したのである。

さらにモルドールから「影が集まり」、闇の軍勢の移動を助けたことにより、近ハラドの南蛮人の軍勢レギュラー3・エリート1が、長躯ミナス・ティリスまで一気に移動してきた。

ゴンドールはペラルギアにエリート1を徴集する。しかしレギュラー3・エリート4・魔王からなる冥王軍はミナス・ティリスを再び攻撃し、エリート部隊の犠牲により3ラウンドの攻城戦が戦われた。そして冥王軍は4(+2)ヒット、自由の民も4ヒットの損害を受け、ついにミナス・ティリスは陥落したのであった。ボロミアは父デネソールを守るため最後まで戦い、とうとうオログ・ハイの斧の下に倒れたのである。残った冥王軍はわずかにレギュラー1・エリート2と魔王のみ。まさに激戦であった。
一方、その頃旅の仲間は東ブラウンランドから東エミン・ムイルに移動した。しかし、それをオークの偵察部隊が発見し、フロドは指輪を使ってしまうのだった（堕落ポイント3へ）。旅の仲間の位置はついに冥王に暴露されてしまった（モリアを通るルートなので、追加で追跡タイル1枚。しかし、サウロンの目が出たため、何も起こらず）。

すかさず、ナズグルが彼らを襲う。指輪の幽鬼がふるうモルグルの剣は、フロドの肩を突き刺し、彼に深い傷を負わせてしまった（堕落ポイント5へ）。仲間達は必死で戦い、ナズグルがひるんだすきにフロドを運んで逃げ出した。そして、なんとかサウロンの目から隠れることができたが、冥王はグンダバッド山とモリアにナズグルを召喚して、次の追跡に備えるのだった。

第8ターン
追跡ダイス 3個。冥王ダイス C, Mx2, Ex2, S。自由の民ダイス E, Cx2, M, Wx2。
ゴンドールは、今や風前の灯火であった。ミナス・ティリスの執政デネソールと息子のボロミアはすでにない。しかしドル・アムロスのイムラヒル大公は、包囲されながらも国民に檄を飛ばして、兵を募っていた（ペラルギアにエリート1。さらに、ロッサルナッハとペラルギアに各レギュラー1）。

その頃、東エミン・ムイルでは、「オークの偵察部隊」が旅の仲間を襲っていた。そしてフロド達をかばって、ドワーフのギムリが犠牲になってしまった（2ダメージはキャンセル。堕落ポイント5のまま）。一方、冥王はナズグルをミナス・モルグルとモランノンに召喚する。

ゴンドールは、ドル・アムロス救援のため、レギュラー1・エリート2・リーダー1の軍をペラルギアからラメドンに移動させ、アラゴルンに合流させた。

それに対抗して、冥王はナズグル4体をドル・アムロスに集結させて対抗する。さらに、1体のナズグルが東エミン・ムイルに移動し、旅の仲間を追跡するのであった。ゴンドールはさらに、レギュラー1とリーダー1をラメドンとペラルギアに徴集する。冥王はレギュラー1をモランノン、ナズグル1をミナス・モルグルに徴集。そして、アラゴルン王率いるレギュラー2・エリート2・リーダー1のゴンドール軍がドル・アムロスを包囲する南蛮軍を急襲した。南蛮軍2ヒット、ゴンドール軍3ヒットの損害が生じた後、残存の南蛮軍はエレッハに退却した。この戦いはドル・アムロスには「思いがけない助け」となったのである。その頃、「魔王はアングマールに帰還」し、そこでレギュラー2・エリート1を徴集して、北からリヴェンデルを狙う構えを見せた。

そして、旅の仲間はダゴルラド平原に移動を行うが、今度もナズグルの追跡が成功し、彼らの位置は暴露されてしまうのである。フロド達を守るためにナズグルの前に立つレゴラス。しかし非常にもナズグルの刃は彼の胸を貫き、森の王国のスランドゥイル王の息子レゴラスは息絶えたのであった（2ダメージはキャンセル、堕落ポイントは5のまま）。

第9ターン
追跡ダイス2個。冥王ダイス Cx3, Ex2, S, M/A。自由の民ダイス Wx2, Cx2, E, M/A。
旅の仲間はナズグルのすきを見て逃げ出し物陰に隠れたが、幸いナズグルはレゴラスをしとめたことに満足して、それ以上の追跡を行わなかった。そして冥王はナズグル3体をミナス・ティリス、1体をオスギリアス、1体を旅の仲間が潜伏するダゴルラド平原に再配置する。一方、ファンゴルンの森では、白のガンダルフがエント達に、アイゼンガルドを攻撃するよう説得を続けていた。しかし、エント達は「フーム、バラドゥルルルム・・・」と、いつまでたっても煮え切らない。しびれを切らしたガンダルフが怒りを爆発させそうになった時、エント達は彼の怒りを恐れてしぶしぶ従うことに決め、オルサンクへと進軍を始めた。しかし彼らの士気は低く、彼らが投げる岩はオルサンクの塔の外壁をわずかにへこませたのみであった（3d6で、>3が全てはずれ）。「バルルルム。結局この戦いはわしらのものではないということだわい。」と、エント達は森の中へ帰って行った。一方、旅の仲間の間では、モルドールに多人数で行くのはかえって目立つのでは、という話になり、「ボクは一人で行くよ」とピピンは旅の仲間を去ってオスギリアスに向かった（堕落ポイント4へ）。その頃、冥王はレギュラー4・ナズグル1の軍をオスギリアスからミナス・ティリスに移動させ、防御を固めていた。また、レギュラー1をダゴルラド平原に送り、旅の仲間の捜索に加わらせた。

一方、アイゼンガルドでは、「新たな勢力の出現」により、北デュンランドにレギュラー2、オルサンクにレギュラー1・リーダー1が徴集されていた。さて、ダゴルラド平原を通り、ようやく黒の門の目前まできた旅の仲間は、いよいよモルドールに入るため、最後の移動を行おうとしていた。しかし、またしてもナズグルとオークの部隊に見つかり、モランノンに入ったところで暴露されてしまう（0ダメージ、暴露有り）。冥王の城塞の中でオークにつかまりそうになるフロド達（冥王の城塞で暴露のため追加で追跡タイル1枚、3ダメージ）。だがメリーがその盾となり、彼らを逃がそうとする。フロドはまたしても指輪の使用を余儀なくされるが（3ダメージのうち1がキャンセル。堕落ポイント6へ）、メリーはなんとかオーク達のすきを見て、黒の門から外に逃げ出すことができたのであった。その時、ゴラムがモランノンでフロドに追いつき、指輪を奪おうとした。しかしサムの働きでゴラムは捕らえられ、逆にモルドール内の道案内をさせられることになった。「旅の仲間の解散」を感じた冥王は、なんとか指輪を見つけようと追跡を行うが（サウロンの目）、「目」はゴルゴロスではなく、モルドールの外をむなしく探すのみであった。フロドとサムは、ゴラムの案内で、無事に隠れることができた。その頃、リヴェンデルでは、エルフロードのグロルフィンデルが偵察から戻ってきた（エリート1・リーダー1徴集）。アングマールで敵が増え始めているとの彼の知らせは、エルロンドの胸を騒がせる。南では、ミナス・ティリスの冥王軍レギュラー4・エリート2・ナズグル5が、ロッサルナッハを攻撃し、守備隊のレギュラー1を潰滅させてこれを占領した。

（これまでに出た追跡タイル（ベージュ）と、イベントで用意された特別追跡タイル。右のグループ7枚が、追跡プールに戻されるタイル）

第10ターン
追跡ダイス1個。冥王ダイス M/Ax4, S, E, M, A。自由の民ダイス Cx3, W, E, M。

ついにモルドールに入り滅びの山へと歩み始めたフロドとサム。しかし、すでにフロドの心は指輪の魔力にかなり蝕まれていた（堕落ポイント6）。このままでは危ないと、遠くロスロリエンにいる「レディガラドリエルは、暗闇を照らす玻璃瓶」を使者に託して届けさせようとする（青の-2特別タイル追加）。しかし、バラド-ドゥアの塔の頂では、「まぶたのない目」が一つの指輪を求めて、忙しく動き回っている（追跡ダイス3個追加）。フロドは、滅びの山のふもとで、かつてビルボにもらった「ミスリルのシャツと短剣スティング」を装備し、最後の試練に立ち向かおうとしていた。
その頃モリアでは、サウロンの声とよばれる黒ずくめの騎士が現れ、オーク達をまとめて軍隊を組織しようとしていた。

一方、南のローハンでは、ヘルム峡谷を無血占領したアイゼンガルドの軍勢が東に移動を始めていた。レギュラー1・エリート4の軍が、西エムネットに向かう。エドラスは風前の灯火となり、ヘルム峡谷は空になった。

モルドールでは、フロドとサムが滅びの山への第一歩を踏み出した。案内を勤めるゴラムが、「スメアゴルいい旦那助けるよ」と、オークの見回りがこない安全な道を教えてくれたため、フロドの心はわずかに癒されたのだった（青の-1タイルで、堕落ポイント5へ）。

その頃ゴンドールでは、ペラルギア防衛のため、レギュラー1が徴集され、ドル・アムロスにもリーダー1が加わった。しかしその直後に、レギュラー4・エリート2・ナズグル5からなる冥王の軍勢はペラルギアを攻撃し、レギュラー部隊1を撃破し、これを占領してしまった。残ったゴンドールのレギュラー部隊1個は、オスギリアスに退却した。

フロドとサムは、滅びの山で、昔「ビルボが作った歌」を思い出して、二人で歌うのだった。懐かしいシャイアの光景を脳裏に思い描き、フロドの重荷はまた少し癒されたのである（堕落ポイント3へ）。

第11ターン
追跡ダイス1個。冥王ダイス Sx2, Cx2, Mx2, M/A, E。自由の民ダイス Wx3, C, E, M/A。
フロドとサムは、また一歩滅びの山を登った。しかし、フロドの首から提げた指輪はますます重さを増し、バラド-ドゥアの眠らぬ目が、ついに彼らを見つけてしまう（サウロンの目、暴露、3ダメージ、堕落ポイント6へ）。

すかさず、彼らの周りに「死者のろうそく」が灯され、フロドは隠れるためにまた指輪を使う（堕落ポイント7へ）。その後なんとか冥王の目から隠れることができたフロド達だが、ゴラムはとうとうその本性を現し、「わしらによこせ！」と指輪を奪おうとする（赤の-1特別タイル追加）。しかし、その時、遠くゴンドールのドル・アムロスで、「王となったアラゴルンが冥王サウロンに公然と挑戦」を表明した（サウロンの目タイル2枚がプールから除去）。イシルデュアの後継者が現れたことを知って、激怒するサウロン。その頃ローハンでは、レギュラー1・エリート4からなるアイゼンガルドの軍が、エドラスを攻撃していた。守るのはレギュラー1・エリート2・リーダー1のローハン軍。双方1ヒットずつを受けた後、セオデン王はエドラスを引き払い、フォルデへと退却を行った（冥王VP6）。

この時、防御には不向きなフォルデで窮地に陥ったセオデン王の元に、「エオムンドの子エオメル」が駆けつけた（エリート1・リーダー1）。これで戦力的には、アイゼンガルド軍とほぼ互角。もし西から攻められたら、東に退却して、ミナス・ティリスを落とす構えも見せ、意気盛んなローハン軍。一方、冥王サウロンは、中つ国全体を攻撃するため、「オークを再び増やし始めた」（ドル・グルドールにレギュラー3、グンダバッド山にレギュラー3）。ローハンを助けるため、フォルデに駆けつける白のガンダルフ。アラゴルンとピピンはロッサルナッハに移動し、メリーは東エミン・ムイルに移動した。

そして、冥王はついにロリエン攻略のため、レギュラー8・エリート1からなる軍をドル・グルドールから南アンドゥイン渓谷に移動させ、さらにレギュラー5の軍を北デュンランドからモリアに移動させた。しかしまだエルフは参戦していない！

一方、ローハン最後の拠点であるフォルデでは、さらにエリート1が徴集された。そして、ドル・グルドールからの冥王軍はそのままディムリル谷に移動し、ロリエンに迫る。またモリアで合流した軍はレギュラー7となり、モリアからホリンへと移動する。この軍は、リヴェンデルを狙うのだろうか？


第12ターン
追跡ダイス1個。冥王ダイス Ex4, M/Ax2, M, A。自由の民ダイス Mx3, M/Ax2, C。
白のガンダルフに率いられたローハン軍は、フォルデから北西に「夜に昼を継いで」馬を走らせ続けた。そして、エドラスの北を大きく迂回し、守備隊の出払っているヘルム峡谷を再占領したのである（イゼルローンを再占領したヤン・ウェンリーのようだ・・・）。この知らせにサルマンは激怒する。「なんとしても、ヘルム峡谷を落とせ！こしゃくなセオデンを血祭りに上げるのだ！」と、オルサンクからレギュラー1・エリート2の軍がアイゼン浅瀬に進み、エリート3の軍もエドラスから西エムネットに移動する。

セオデン王も、ヘルム峡谷とフォルデにレギュラー部隊各1を徴集して対抗する。サルマンは西エムネットのエリート3の軍をアイゼン浅瀬に移動し、合流させた。また、レギュラー7の冥王軍は、ホリンからトロールシャウズに移動し、リヴェンデルを狙う構えを見せる。

その頃、フロドとサムは、滅びの山の3歩目を歩み出そうとしていた。しかし、運悪くオークの偵察部隊に見つかってしまう。1匹のオークがフロドに襲いかかり、刃が彼の胸を貫いた・・・かに見えた時（赤の3特別追跡タイル）、ミスリルのシャツがオークの刃をはじき返した（代わりに引いたのは0の暴露有りの普通タイル）。ゴラムはフロド達を連れて、物陰に隠れる。冥王に見つかりそうになったところを、うまく逃げられたらしい（ゴラムの能力で、暴露はキャンセル）。

一方、ロリエン攻撃のため、冥王は配下のナズグル4体と魔王をディムリル谷に移動させる。そしてロリエンは包囲下に置かれてしまった。これにより、エルフは遅まきながらサウロン相手に参戦することとなったのである。北方人達は、それを知り、デールとブリーにレギュラー部隊各1を徴集した。冥王も、「練りに練った戦争計画」にのっとり、レギュラー4をゴルゴロスに、レギュラー5をヌルンに徴集する。そこへ、ドル・グルドールが空になったのを知ったデールのブランド王は、レギュラー1・リーダー1の遊撃軍を北ロバニオンへ南下させた。

滅びの山では、フロドとサムが、残った力を振り絞り、4歩目を踏み出そうとしていた。しかし、非情にもまた冥王の偵察部隊に追跡され（赤の3特別追跡タイル、ストップアイコン付き）、フロドは指輪を使わなければならなかった（堕落ポイント10へ）。結局山を登ることができず、同じ隠れ場所に留まるフロドたち。その頃、モリアの西では、サルマンに従う邪悪な人間「褐色人達が暴動」を起こしていた（ホリンにレギュラー4）。この者たちは、どこを目指すのだろうか。


第13ターン
追跡ダイス1個。冥王ダイス Cx4, Ex2, M, A, S。自由の民ダイス C, Ax2, Ex2, M,。
モリアとドル・グルドールを落とせば、自由の民はこの戦いに勝利できる。そう考えた彼らは、南ダウンズから北デュンランドにレギュラー2の軍を南下させ、また北ロバニオンから南マークウッドにレギュラー1・リーダー1の軍を移動させた。

しかし、冥王はすかさず、モリアとドル・グルドールにレギュラー1個ずつを配置し、備えを固める。これで、即時勝利が期待できなくなった自由の民は、フロドとサムに最後の望みを託した。彼らの滅びの山 4歩目の移動は・・・・。その時、バラド-ドゥアの塔の頂から、「冥王の目」が光線を発し、フロド達を照らした（サウロンの目、暴露有り、2ダメージ相当）。ついに冥王に発見されたフロド。彼の心は闇に落ちていった。そして、フロドはついに指輪の虜となり、冥王の命令にしたがう僕となってしまったのである（堕落ポイント12点）。新たな指輪の幽鬼となったフロドから冥王サウロンは一つの指輪を取り上げた。指輪を手に入れた冥王の巨大な力は、もはやエルロンド達エルフが到底抵抗できるものではなかった。こうして、中つ国は、永遠の闇に沈んだのであった。