War of the Ring づくし 本文へジャンプ

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War of the Ringのショートシナリオ、Breaking of the Fellowshipをプレイしました。このシナリオは、旅の仲間がラウロスの滝の手前で解散したところから始まるもので、ガンダルフは既にバルログを倒して白のガンダルフとして復活しロリエンにいます。ボロミアは戦死し、メリーとピピンはオークにさらわれた後逃げ出してファンゴルンの森に、ストライダーとギムリ、レゴラスは東エムネットにいて、ローハンを西に向かって走っています。フロドとサムもゲーム上は東エムネットにいますが、史実では西エミン・ムイルにいる筈です(あまりモルドールに近すぎるとゲームバランスが悪いから、一つ離れたエリアが初期配置になっているのかもしれません)。堕落ポイントは3、暴露された状態でゲーム開始されます。白のサルマンは登場していますが、ウィッチキングとサウロンの声はまだ出てきていません。エルフは既に参戦していますが、それ以外の国はまだパッシブで、ローハンの政治レベルはまだ1、ドワーフと北方国はレベル2、ゴンドールはレベル3です。当然、冥王側は3つとも参戦しています。既にコンパニオンは全員離れていますので、ガイドはゴラムです。史実で既に起こった以下のイベントのカードは、ゲームから除去されています(モリアのバルログ、グロルフィンデルの一党、ガラドリエルの鏡、ミスリルのコートとスティング、エオムンドの子・エオメル、大きすぎる力、深淵からの怪物、残酷な気候、指輪の誘惑、旅の仲間の解散、疲労と悲しみにうちひしがれて、クレイバインの群れ、褐色人の怒り、バリノールへの帰還)。また、エルフの外套、エルフのロープ、ガラドリエルの玻璃瓶は、すでに準備されています。冥王側では、オルサンクのパランティア、蛇の舌、脅迫と約束の3枚が、すでに場に出されています。この状態で、自由の民は4枚、冥王は6枚のイベントカードを引き、ゲーム開始となりました。自由の民はsinyamag、冥王はOkaさん。

第1ターン
追跡ダイス1個。自由の民ダイス Cx3, E, W。冥王ダイス Cx2, Ax2, M, M/A, E。
sinyamagは、Cのダイスを使って、何よりもまず旅の仲間を隠蔽に戻します。暴露状態では、冥王何をされるかわかったものではありません。OkaさんはAのダイスで、5-1-1の軍をミナス・モルグルから南イシリエン、4-0-0の軍をゴルゴロス平原からミナス・モルグルに移動させます。

sinyamagはストライダーとギムリをミナス・ティリスに、レゴラスとガンダルフをヘルム峡谷に、メリーをアイゼン浅瀬に移動、これでゴンドールとローハンがアクティブになりました。ガンダルフの力で蛇の舌(グリマ・ワームタング)は、軽くひねられた模様。

するとOkaさんは「夜明けのない日」をプレイ、これでsinyamagのWのダイスが破棄されてしまいました。アラゴルンになれないではないか〜と、がっかりするsinyamag。しかし気を取り直して、フロドとサムを移動させ、無事成功します。Okaさんは南イシリエンの8-2-1の軍でオスギリアスを攻撃、ダイスが冴えて、いきなりの2ヒットで防御部隊を壊滅させ、1ヒットの損害でこれを占領。これによりゴンドールは参戦することになりました。続けてOkaさんはミナス・ティリスを包囲します。防御するのはわずかに3-1-1のみ。ストライダーとギムリの運命やいかに。さらにOkaさんは0-1-0をミナス・モルグルに招集。そして5-1-1を北イシリエンからオスギリアスに、5-1-1をダゴルラド平原から北イシリエンに移動させます

。sinyamagは「スランドゥイル王の射手」で0-1-0を森の王国に招集。Okaさんは「指輪は私のものだ」で、赤のサウロンの目タイルを準備します。

第2ターン
フロドとサムは西エミン・ムイルで所在宣言、ナズグルから離れます。追跡ダイスは1個。自由の民ダイス W, M, M/Ax2, E。冥王ダイス M/Ax3, S, M, C, E。

まずsinyamagはWのダイスでストライダーをアラゴルンに戴冠させます。Okaさんはウィッチキングをミナス・ティリスに登場させます。これにより北方国、ドワーフもアクティブになりました。sinyamagは1-0-0をそれぞれロッサルナッハとペラルギアに招集。すると、オスギリアスの5-1-1がペラルギアの2-0-0を攻撃、防御部隊は1ヒットを受け、残ったレギュラー1個はロッサルナッハに退却します。これでペラルギアが陥落(冥王1VP)。sinyamagはさらにロッサルナッハに0-1-0を招集。Okaさんは「影が伸びる」で、ウンバールの5-1-0をいきなりペラルギアに、ミナス・モルグルの5-1-0をオスギリアスに移動させます。

本当は次にペラルギアを取り返しに行きたかったsinyamagですが、この移動によりロッサルナッハの軍が行き場をなくしてしまいました。でもあきらめずにロッサルナッハにさらに0-1-0を招集。
しかし、オスギリアスの8-2-1の軍が、ロッサルナッハの2-2-0を攻撃、退却できない野戦を2ラウンド戦った結果、冥王軍に4ヒットの損害を与えたのみで、ロッサルナッハの軍は潰滅します。さらにOkaさんは「影は動いている」で、ペラルギアの7-1-0をラメドン、オスギリアスの2-2-1をドルアダンの森、西ハロンドールの3-1-0をオスギリアス、北イシリエンの5-1-1をオスギリアスに移動させます。

sinyamagはカードを引くのみ。Okaさんはラメドンの7-1-0の軍でドル・アムロスを包囲します。

第3ターン
追跡ダイス1個。自由の民ダイス Wx3, C, M/A, E。冥王ダイス Cx5, A, Mx2。
sinyamagは「赤い矢」を使って、エドラスに0-1-1を招集し、ローハンの政治レベルは2になります。Okaさんは「指輪の幽鬼の出立」でナズグルを再配置して、ミナス・ティリスを攻撃します。

軽いジャブといった感じで、攻撃側2ヒット、防御側1ヒットの損害。ここでsinyamagは重大な決断をします。ナズグルやウィッチキングがうじゃうじゃ集まったミナス・ティリス包囲軍を押さえるには、白のガンダルフの特殊能力を使うしかない!「大鷲グワイヒア」を使って、なんとガンダルフとレゴラスをヘルム峡谷から包囲下のミナス・ティリスに移動させます。もしここが陥落したら、アラゴルンとギムリと併せて4人とも死んで大損害。でも持ちこたえてみせる!と意気込んだものの、すかさずOkaさんは0-3-0の援軍をミナス・ティリスに送り込み、4-6-3+WK(ウィッチキング)とします。大量の後詰めがいるので、いくら攻城戦で消耗しても、すぐにフルスタックになってしまう。しまった・・・と後悔してもあとの祭りでした。気を取り直して、sinyamagはフロドとサムを移動させますが、追跡に成功され、1ダメージ受けます(堕落ポイント4)。そして、Okaさんはミナス・ティリスを攻撃、死闘が行われ、1ラウンド目に双方3ヒット。残り防御部隊は1-0-0のみ。エリートをレギュラーに落として2ラウンド目が行われ、アラゴルン、レゴラス、ギムリの+1dが全て命中して、計4ヒットの損害を与えつつも、ミナス・ティリスは落城、コンパニオン4人は死亡してしまいました。これで次ターンからはアクションダイス4個になってしまった・・・(T.T)
こうなったらフロドに任せるしかない!と、このターン2回目の移動を行い、これは成功。Okaさんは1-0-0をモリア、0-0-1をドル・グルドールに招集します。そして0-3-3+WKをミナス・ティリスからドルアダンの森に移動させ、2-5-4+WKとします。

ローハンが危ないと、sinyamagはMのダイスでローハンの政治レベルを3にします。Okaさんはオルサンクで2-0-0を0-2-0にして、続けてナズグルを再配置します。そしてMダイスでローハンはついに参戦。南ではドル・アムロス攻城戦が行われ、攻撃側に1ヒットの損害のみ。

第4ターン
追跡ダイス1個。自由の民ダイス Cx3, M。冥王ダイス Mx3, E, C, M/A, Ax2。
sinyamagは「セオデン王の騎士団」でアイゼン浅瀬に0-1-1を招集。Okaさんは相変わらずオルサンクで2-0-0を0-2-0に鍛錬。sinyamagは0-1-1を西エムネットからエドラスに移動。Okaさんは4-0-0をローハンのギャップからオルサンクに移動、1-4-1をドルアダンの森からフォルデに移動させます。そして、南のドル・アムロスで、「冥界の槌グロンド」が咆哮し、攻城戦となりました。5-1-3+WKが3-0-0の防御部隊を攻撃、しかし、この戦いは1ラウンドでいきなり防御側に3ヒットとなり、グロンドが使われる間もなく、ドル・アムロスは落城(冥王5VP)、これでゴンドールは滅亡してしまいました。(T.T)
Okaさんは「霧降山脈の影」でモリアに0-2-0を招集。さらに1-0-0をモリアとドル・グルドールに招集します。sinyamagはフロドとサムを移動させ、モランノンのブラックゲートに到達させますが、非情にも追跡が成功し、しかもサウロンの目タイルが引かれました。これはゴラムの特殊能力でも打ち消せない暴露タイルなため、1ダメージの他に暴露となります(堕落ポイント5)。冥王の城塞で暴露となったため、追加でもう1枚追跡タイルが引かれ、これで追加3ダメージ(堕落ポイント8)。情け容赦なく、Okaさんは「モルグルの傷」をプレイ、これでさらに1ダメージ(堕落ポイント9)。sinyamagはCのダイスで隠蔽に戻しますが、モルドールトラックに入ったところで9点は厳しい・・・。あと3点で、どうやって5回の移動をクリアするんじゃ!(^_^;
最後にOkaさんは3-3-0をモリアからディムリル谷に、7-0-1をオスギリアスからドルアダンの森に移動させて、ターン終了となりました。


第5ターン
追跡ダイス1個。自由の民ダイス C, W, M/Ax2。冥王ダイス M/Ax3, Cx2, Mx2, A。
sinyamagは「ビルボの歌」を使って堕落ポイントを7に下げます。Okaさんは「シェロブの巣」を使って、赤のダイスの特別タイルを用意します。sinyamagは0-1-0をエドラスに招集。Okaさんはディムリル谷の3-3-0でロリエンを包囲。

さらにサウロンの声がドル・グルドールに登場。

そしてアイゼン浅瀬を3-5-1が攻撃し、防御側に3ヒット、攻撃側2ヒットで、残った防御部隊はわずかに1-0-2のみ。これはヘルム峡谷に退却しますが、続けてヘルム峡谷は包囲され、守るのはわずかに2-0-2とピピンのみ。

Okaさんは1-4-1をフォルデから西エムネットへ、7-0-1をドルアダンの森からフォルデに移動。sinyamagはフロド達をモルドールトラックで最初の移動。ここでガラドリエルの玻璃瓶が出て、堕落ポイントは-2となり、5へ。

悔しがるOkaさん、ナズグルを再配置させます。sinyamagは1-0-0をエドラスと森の王国に招集。ここで冥王軍はヘルム峡谷を強襲し、いきなりの2ヒットで、これを陥落させます(冥王VP 7)。ピピンも戦死してしまいました。(T.T) なんてこったい・・・。

第6ターン
追跡ダイス1個。自由の民ダイス M/Ax3, W。冥王ダイス Sx4, C, Ax4。
Okaさんは0-5-3+WKの大軍をヘルム峡谷から西エムネットに移動、5-1-0+MS(サウロンの声)を
ドル・グルドールから南アンドゥイン渓谷へ移動させます。

sinyamagはエルフの指輪を使い、M/AをCに変えて、「別の道があるよ」をプレイ、堕落ポイントを-1として、フロド達を進めます。引いたタイルは1ダメージ。暴露アイコンはゴラムの特殊能力で無視されます。結局、±1で、堕落ポイントは5のまま。このターン、サウロンの目のダイスが4個も出ているので、もし目のタイルが出たらまずいところでした。どきどき。

Okaさんは1-9-3+WKでエドラスを攻撃、周囲には全部軍を配置しているため、防御軍は退却できません。5ラウンドに渡る野戦が行われ、冥王側に15ヒット与えたものの、ローハン側も10ヒット、衆寡敵せず、エドラスも陥落、ついにローハンも滅亡してしまいました(冥王8VP)。あと一カ所城塞を落とされたら負けになってしまうsinyamagは、もはやフロドに賭けるありません。あと3回進まないといけませんが、敵はもうロリエンの近くまで来ています。ここは強行突破だと、このターン2回目の移動をWのダイスで行います・・・・が、引いたタイルは赤のサウロンの目。ストップアイコン付き、暴露付き、の5ダメージで、堕落ポイントは10に(T.T)。さすがにこれは無謀でした。
Okaさんは5-1-0+MSを南アンドゥイン渓谷からケレブラント野に、2-0-3+WKをエドラスから東エムネットに移動させます。

sinyamagは2個目のエルフの指輪を使って、M/AをCにしてフロド達を隠蔽します。Okaさんは6-0-0をフォルデから東エムネットに、3-1-0+MSをケレブラント野からロリエンに移動させ、ロリエン攻略の準備を確実にします。もうsinyamagにはあまりできることがなく、森の王国に最後のエルフのレギュラー部隊1個を招集するのみ。そしてOkaさんはナズグルを再配置した後、ロリエン攻め。6-4-3+MS+WKが1-2-1を攻撃し、エリート部隊を2回レギュラーに落として3ラウンドの攻城戦が行われ、6ヒットの損害を受けつつも5ヒットを与えてロリエンを陥落させました。これで10VPとなり、見事Okaさんの冥王が勝利。中つ国は暗黒に包まれたのでした。