1. 多人数プレイ
6人までのプレイが可能。6人プレイの場合、Lord Commander(司令官)一人とField Marshal(将軍)二人でチームを作り、Lord Commanderが中央、Field Marshalが左翼と右翼を担当する。コマンドカードやロアカードをどうプレイするか最終決定するのはLord Commanderの役割だが、Field Marshal達とよく相談して決めること。
各セクションのユニットに実際の指令を出し移動させるのは、そのセクションの担当者である。ターン途中にセクションをまたいで移動するユニットについては、移動開始時にコントロールしていたプレイヤーが、そのターンの最後までそのユニットをコントロールする。次のターンからは、移動後のセクションの担当者にコントロールが移る。陣営が3人未満の場合は、Lord Commanderが足りないField Marshalの役割を兼務する。
2. Epicゲームのセットアップ
Epicゲームでロアアドベンチャーをプレイする場合は、この拡張に含まれる19個のロアトークンを基本ゲームのトークンと併せて使用する。セットアップの際は、各陣営からカードホルダーを一つずつ出して連結し、ゲームボードの横に配置する。このホルダーをEpic Command rackと呼ぶ。ゲーム開始時には、ここにコマンドカードを3枚引いて置き、全員から見えるようにする。ランドマークを使用するならば、マップの手前から4〜8ヘクスの空白ヘクスに配置する。ボード上の緑ユニットが多い方が、ゲームの先手番となる(同数の場合は戦闘ダイス6個を振り、緑の目の多い方)。
3. Epidゲームターンの修正
各ターンのコマンドフェイズに各陣営は、以下のどちらかを行うことができる。
@ 2枚までのセクションカードをプレイする
1枚は自軍の手札から、もう1枚はEpic Command rackから使用する。もし1枚のセクションカードだけをプレイする場合は、どちらからでもよい。
A 1枚の戦術カードをプレイする
自軍の手札もしくはEpic
Command rackから、戦術カードを1枚だけプレイする。
ロアカードは通常通り、コマンドカードと組み合わせて、あるいはコマンドカードの代わりとしてプレイすることができる。セクションカードと戦術カードを同じターンに組み合わせてプレイすることはできない。同様に、戦術カードを2枚プレイすることもできない。またコマンドカードの代わりに使用したロアカードと、もう1枚のコマンドカードを組み合わせることもできない。
4. Epic Command rackの補充
Epic Command rackにはターンの開始時に常にコマンドカードが3枚なければならない。すなわち、各プレイヤーがターン終了時にコマンドカードやロアカードを補充した後、Epic Command rackに足りないコマンドカードがあればそれを補充すること。
プレイヤーが戦術カードをEpic
Command rackからプレイした場合は、自分の手札は減らないので、ターン終了時に手札コマンドカードの補充はしない。
もし補充後のEpic
Command rackが戦術カード3枚となった場合は、3枚とも捨て札にして、新たに3枚を補充すること。すなわち、Epic Command rackには常に最低でも1枚のセクションカードがなければならない。
5. コマンドカードの枚数と同じの意味
コマンドカードの記述で、「コマンドカードの枚数と同じ数」とあった場合は、Epic Command rackのコマンドカードはカウントしない。自分の手札の枚数のみを数える。
6. 2枚の偵察カード
もし2枚のセクションカードが両方ともScout(偵察)カードだった場合は、コマンドカード補充の際には2枚引いて1枚を捨てるのみ。つまり、Scoutの効果は重複されない。
7. 戦術カードの変更点
@ BattleLore
指令されたユニットは、そのターン中は+2dで戦闘する。また、コマンドカードとロアカードの再シャフルの際は、Epic Command rackのカードはシャフルしない。
A Counter Attack
相手の2枚のセクションカードに対してCounter Attackをした場合は、2枚のうちの1枚のみについてカウンターする。
B Leadership
War Councilのコマンダーのレベル+1の数のユニットに対して指令を出すことができる。指令されたユニットはターン中+1dで戦闘する。
8. ロアとロアカード
Epicアドベンチャーにおいては、ロアトークンは白兵戦でロアの目が出た時のみ得られる(射撃戦では得られない)。また次の2枚のロアカードは以下のように修正される。
@ Rogue’s False orders
もし相手プレイヤーが2枚のセクションカードをプレイした、もしくはEpic Command rackから1枚のみのセクションカードか戦術カードをプレイした場合にRogue’s False ordersをプレイした時は、相手プレイヤーはEpic Command rackから使ったコマンドカードを戻さなくてはならない。相手の手札から使用してもらうコマンドカードを選んだ後に、それがセクションカードであったなら、相手プレイヤーは通常通りEpic Command rackからもう1枚のセクションカードをプレイすることができる(戻されたのと同じカードでもよい)。
A Warrior’s Assault
このカードがプレイされた場合、プレイヤーは戦闘でロアトークンを集めることはできない。
9. Epicの勝利条件
Epicアドベンチャーの勝利条件は7VPである。さらに、決定的に勝利するためには2VPの差をつけなくてはならない(7vs5、8vs6 etc)。さもなければ、先に9VPとった方が僅差での勝利となり、ゲームは終了する。
Appendix I
Call to Armsの使用
Epicアドベンチャーに、Call to Armsを組み合わせるためには、以下の変更点を用いる。
・Epic アドベンチャーにおいては、ベースラインのヘクスとは手前から2ヘクス目のラインを意味する。一番手前のヘクスラインにはユニットを配置することはできない。
・両陣営は、Deploymentカードを4枚ではなく5枚引く。
・5枚目のカードは、Scout Guard(偵察部隊)の配置となる。まず、手前から5番目のラインの空白ヘクスに、Scout Guardの全ユニットを任意に配置する。もし5番目のラインに十分な空白ヘクスがなかった場合は、ベースライン(手前から2番目)の空白ヘクスに置く。
・次に、通常のルールに従い、前衛、中衛、後衛、リザーブのユニットを配置する。しかし、Epicにおいては両方の陣営がリザーブの全てのユニットをベースラインに配置することができる。
・Deploymentカードに従いユニットを配置する際は、ボードの各セクションの幅が広くなっているため、手前から2〜5ヘクスで両サイドから0〜1ヘクスとなるように、配置エリアを設定する。
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