Frosthaven づくし 本文へジャンプ
フロストヘイブン シナリオ1 A Town in Flames

注)このページの内容はネタバレ(Spoiler)を含んでいますので、これからプレイする予定の人は読まないことをお勧めします。

まず音が聞こえてきた。くぐもった金属音、吠える声。耳元を駆け抜ける風の音のせいで何かを聞き取るのは難しいが、この音楽はどこにいてもわかる。前方で戦いが起こっているのだ。

しかし、戦いが起こっているということは人がいるということであり、人がいるということは町は近いはずだ。叫び声、鉄と石がぶつかる音、土のような深いうなり声。

君は走り始めた。長旅で脚は疲れ、装備で肩は痛むが、音はもう間近に迫っている。君の前方の空がオレンジ色に染まっているのが見えた。最後のひと頑張りで道路のカーブを曲がると、そこは炎に包まれたフロストヘイブンだった。

大きな炎が窓から飛び出し、屋根を這い上がる。廃墟と化した町の門から人々が流れ出し、パニックに顔をゆがめている。一瞬後 君は彼らの恐怖の対象を目にした。2本の脚と2本の巨大な腕を持ち、全体が分厚い白い毛で覆われ、頭のてっぺんには3本のぎざぎざの角が生えている。

「アルゴックスの略奪者だ!俺達はお仕舞いだ!」横にいた年配のポーターが叫ぶ。「ヤツらは他のどんな生き物よりも強い。俺達がここに来たのは無駄足だったんだ。」それを証明するかのように、君が見ていたアルゴックスは、逃げる住民を片手で捕まえ、まるで何の重みもないかのように、後ろに投げ飛ばした。

もう10日も歩き続けている。10日間も歩き続けて、このザマだ。君は霧の濃い空気を吐き出し、武器を高く掲げた。仕事に取りかかる時間だ。


さて、パーティーがようやくフロストヘイブンに到着すると、なんと町はアルゴックスに襲撃されている真っ最中でした。中央のでかいヤツがアルゴックスのガード。ノーマルのHPは7、移動3、攻撃3。その手前にいるのがアルゴックスのプリースト、エリートなのでHP 7、移動3、攻撃3、装甲2、貫通2。左にいる2体はアルゴックスのアーチャー、ノーマルなのでHP 5、移動2、攻撃3。手前右にいるのはシティガード、これはフロストヘイブンの衛兵ということなので、こちらの味方です。彼は行動せず、装甲2、反撃2、HP 5で立っているだけという設定です。
さて、第1ラウンド、ドリフターがいきなり前進、装甲1を貼って反撃2を構えます。ところが、隣のガードも同じ装甲1・反撃2のアクション。攻撃してくれません。バナースピアはそのガードに遠距離攻撃で3ダメージを与え、リインフォースメント(増援)を召喚します。こいつはバナースピア本体が移動を指示することができる召喚獣。
次にアルゴックスのアーチャー2体がま〜君のドリフターに攻撃し4ダメージ。さらにアルゴックスのプリーストがドリフターに5ダメージ。なんと彼のHPは残り1になってしまいました。ボーンシェイパーはレイスを召喚。ジェミナイトの攻撃はいきなりハズレ。
第2ラウンド、バナースピアはガードとプリーストに串刺し貫通攻撃、ガードに1ダメ、装甲2のプリーストに対して4ダメージを与えます。しかしプリーストはこのラウンド治癒のアクションで、すぐにHP 4まで回復してしまいます。だがドリフターはガードにとどめを刺しつつ、自身を治癒して頑張る。ジェミナイトはドリフターを治癒する。でも、アルゴックスのアーチャーはまたドリフターに5ダメと足止め。

第3ラウンド、バナースピアはプリーストにシティガードと挟んで強攻撃、アタック5。なんと+1が出て、装甲2にも関わらず4ダメで倒しました。これは嬉しい。ジェミナイトは左のアーチャーに突っ込んでいって、1体に2ダメ、武装解除。自身もこの強力な攻撃で毒が乗りますが、すかさずアイテムで毒を除去します。

次のラウンド、ジェミナイトは2体のアーチャーを範囲攻撃し、両方とも倒します。ここいらでみんな大休憩。
さて、第7ラウンド、右のドアをバナースピアが開けると、そこにはガードが4体、アーチャーが3体、プリーストが2体。奥にいるシティガード4体もこちらの味方です。
バナースピアは手前にいるアーチャーを攻撃し、ラッキーな5ヒットでこれを瞬殺。ま〜君のドリフターも飛び込んできて、手前下のアーチャーを瞬殺。すごい。

でも幸先がよかったのはここまで。sinyamagのバナースピアは残ったエリートのアーチャーやガード2体に攻撃されて、いきなり9ダメージのピンチ。カード1枚を捨てます。

その後ボーンシェイパーの召喚獣たちがようやく戦線に参加。ジェミナイトも飛び込んできて、敵2体を武装解除、ついでに前の敵3体と周囲の味方2人に毒を乗せます。(^_^;

バナースピアは後ろに下がって味方からの治癒を待ちますが、なぜか毒が・・・(泣)。

この後の乱戦で、敵は少しずつ倒され、残るのはガード1体とプリースト2体のみに。でも、このガードが隣のシティカードを倒してしまいました。残念。復讐に駆られたパーティーは残った敵を倒して、略取トークンを全部拾い、シナリオクリア。全員が戦闘目標を達成できました。
生き残ったシティガードは合計4体。その人数+2だけ、町のモラルが上がりました。
さて初めての開拓地フェイズです。町の衛兵は4体、いろいろなアイテムをクラフトできるようになりました。でも、機械のモンスターが町を襲ってきて、金属3を要求します。断るなら怖いことになるぞ・・・と脅します。ここで脅しに屈するのは癪だけど、まだこっちも弱いし、金属はsinyamagが2個、ま〜君が3個持ってるから、ということで、3個を賄賂として差し上げることに。機械モンスターはキコキコいいながら帰って行きました。言うこと聞かなかったら、もっと大変なことになっているところだったらしい。
みんな拾った資材で、思い思いのアイテムをクラフトします。ここで初日のプレイは終了。来週が楽しみです。

フロストヘブンから巨大な白ネズミのように慌てて逃げ去るアルゴックスを見て、君は武器を下ろして息をついた。彼らは必ず戻ってくるが、今は休もう。君は顔から煤を拭き取り、辺りを見回した。

フロストヘブンは、君が想像していた通りの場所だった。灰色がかった石と木材の塊が、研ぎ澄まされた柵の壁に囲まれている。その日を生き延びることが最大の関心事で、絶望した者だけが寛げる場所だ。しかしありがたいことに、町の人々はタフだ。彼らはすでに立ち上がり、火を消したり、瓦礫を拾い集めたりしている。戦士のような筋肉質な体格で、刈り上げの髪と黒い肌をした、シャープな顔立ちの人間の女性が近づいてきて、ガントレットを付けた手を差し出して挨拶した。「君達がいなければ、我々はそんなに長く持ちこたえられなかっただろう。」

きみはうなずき、何があったのか尋ねた。

「ああ、いつもの北での生活ってやつさ。」と彼女は笑った。 「私はサタ、前任者とその副官が倒れた今、この砦の市長をしている。アルゴックスについては、ヤツらは冬の間ずっと私たちを狙っていた。突破するのに何ヶ月もかかったが、ついに突破した。君たちが現れなければ、もっとひどいことになっていただろうさ。」

君は自分が何者かと、ホワイトオークから派遣されてきたことを説明した。首都の話になると、彼女は不愉快そうに顔をゆがめた。

「彼らのせいで始まったこのゴタゴタをなんとかするために、いいかげん誰かを送ってくれる頃だと思っていたよ。」彼女はそう言って、無理に明るく振る舞った。「感謝してないわけじゃないんだ。まだ生きていられるだけで大喜びさ。けどね、あんたらの雇い主の商人ギルドが私たちに首を突っ込まなければ、もっと多くの人が死なずに済んだだろうね。」

「あたしは、生まれてからずっとこの場所で生きてきた。昔はここはちっぽけな漁村だったのさ。アルゴックスとも仲良くやっていた、去年の夏まではね。そしたら商人ギルドが、フロストヘイブンを帝国にどう役立てるか視察するため、駐屯兵や官僚達を送り込んできたんだ。そして、やつらの遠征隊の1人がアルゴックスの埋葬地に入り込み、そこを荒らした。気がつくと義憤に駆られたアルゴックスが我々を攻撃していた。役人たちはさっさと逃げだした。私たちの安全を守るために、ほんの一握りの兵士を残して。」

サタは話しながらガントレットを固く握りしめたが、ふっと力を緩めて言った。「この1年で、多くのことを学ばなければならなかった。厳しい現実は、アルゴックスはこちらの弁解を拒むということだ。そして、生きて私が故郷と呼ぶこの場所を守る唯一の方法は、誰が始めたかに関係なく、戦いに勝つことだった」

彼女は表情を和らげ、あなたの肩を強く握った。「あんたたちの数は多くないが、今あるものでやっていくしかないさ。こちらの衛兵の数がこんなに少なくなっちまったんだからね。それにあたしにはちょっといい考えがあるんだ。」

彼女は振り返り、街の燻っている壁を指さした。

「この戦いでずいぶん被害を受けた。だから私たちが長く生き残るためには、ただ座って次の攻撃を待つ以上のことをしなければならない。」彼女はあなたを注意深く観察した。「すでにアルゴックスを追跡する斥候を送り出した。まだ建っているロングハウスに荷物を置いて、休んでいなさい。準備ができたらすぐに出かけて、ヤツらの攻撃を遅らせる方法を見つけてほしい」

残ったロングハウスの寝床はすべて負傷者に占領されていたが、あなたは荷物の上に頭を置くための乾いた床をなんとか見つけた。こんなことの後で眠れるかわからなかったが、いつの間にかヴァルラスの青年に起こされた:サタの斥候が報告書を持って戻ってきた。

斥候が襲撃者たちをカッパーネック山脈の麓まで追跡したところ、そこで彼らはスノースコーン山の麓にある洞窟に入った(3)。興味深いことに、小集団が洞窟に到達する前に主集団から分かれ、山の急な東面に向かった(2)。斥候は彼らがどこへ行ったのか見ていないが、アルゴックスの砦への秘密の入り口があるのではないかと疑っている。

「最後にもうひとつ」ヴァルラスは、あなたが眠気を振り払うのを見て言った。「別の集団がスノーコーン山に向かっている。彼らは間違いなくアルゴックスだが、私たちを襲った連中とは服装が違う。長い棒を持ち、野生の動物を連れていた。山を攻撃するつもりなのか、それとも増援するつもりなのかわからないが、いずれにせよ、早く行ったほうがいい」。


報酬
生き残ったシティ・ガードの数+2のモラル
シナリオ2 Algox Scouting 解放
シナリオ3 Algox Offensive 解放


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