Frosthaven づくし 本文へジャンプ
フロストヘイブン シナリオ4 Heart of Ice

注)このページの内容はネタバレ(Spoiler)を含んでいますので、これからプレイする予定の人は読まないことをお勧めします。
戦いは近い。トンネルの氷の壁に戦いの音がこだまする: 金属が石にぶつかり、雷が空気を裂き、アルゴックスの胸を揺さぶる遠吠えの音だ。案内のアルゴックスについていくと息が荒くなった。近く、もっと近く。そして着いた。

中央の部屋は洞窟のような口を開けており、氷と血と死体が戦いの中で蠢いている。部屋の中央には、真珠のような輝きを放つ巨大な氷の破片がぶら下がっていて、君は一瞬それを見つめて固まってしまった。その破片は何か不思議な力で空中に浮いて、ゆっくりと回転している。明らかに、なにか強大な力がこの場所を支配している。

しかし、戦いの最中に立ち止まっている暇はない。周囲のアルゴックス達は激しい戦闘を繰り広げており、恐ろしい速さで呪文を放ち、重い拳を振り回している。

君と一緒に来たアルゴックスの戦士は怪我をものともせずに前に進み出た。彼が部屋に入ると戦っているアルゴックスから歓声が上がった。その様子から、彼はアイススピーカーの指導者に違いないと君は考えた。 彼は集中し、分厚い氷の渦を拳に集め、ギザギザの残忍なガントレットに固めた。武器の準備が整うと、族長は首を傾げ、血管の血を冷やすほど大きく恐ろしい遠吠えを放った。

それに呼応するように、また恐ろしい遠吠えが空気を引き裂き、部屋の反対側から青いエネルギーのまばゆい稲妻が飛び出し、あなたの隣の壁にぶつかった。スノウスピーカーの族長だ。君の巨大な連れよりも頭ひとつ分背が高く、雪そのものを武器として振り回している。

2人の族長は突進し、部屋の中央付近で激突し、戦いの隙を突いた。両者とも他の戦士達より明らかに熟練しており、それぞれが権威から得た確実な動きをしている。スノウスピーカーの周囲では雷が鳴り響き、アイススピーカーは残忍な一撃で空と地面を殴打する。

だが、君の周りは怒りと疑念に満ちたアルゴックス達に取り囲まれてしまった。族長たちの戦う中央の部屋にたどり着きたいなら、まずはこのアルゴックスたちの間を戦って通り抜けなければならない。

中央の部屋に入ると、部屋の中央にある巨大な氷のクリスタルの周りで、2人の族長が死闘を繰り広げているのが見えた。背後のアルゴックスはもはや追撃してこない。彼らは君の行動を待っているが、もう待つ余裕はない。フロストヘブンの安全を買うつもりなら、この戦いを終わらせる手助けをしなければならない。味方を選ぶ時だ。


強制リンクなので、フロストヘイブンには戻らず、シナリオ3から直接シナリオ4をプレイしています。

アイススピーカーとスノウスピーカーと、どちらの味方をするか決めなくてはならないシナリオです。どちらかの族長
を倒し、そのHPの半分以上をこちらのパーティーが削っていることが勝利条件になります。

最初の部屋にはアルゴックスのスカウトがノーマル2・エリート2の4体と、アルゴックスのガードがノーマル2・エリート3の5体いて、こいつらはお互い敵同士です。


相変わらず、皆遅いイニシアティブにして、敵同志で戦ってもらいます。
ちなみに、これがOkaさんが作ってくれた、バナースピアのイニシアティブ入力アイテムです。左右のダイヤルを回して、イニシアティブを入力できます。これは便利。(^_^)



乱戦になりますが、うまいこと敵同志を戦わせて戦力を削り、とうとうこの部屋の敵を全滅させると、次の部屋へのドアがアンロックされました。

そこでは、アイススピーカーとスノウスピーカーの族長がデュエルをしていました。どちらかを倒さなくてはならず、しかもそのダメージの半分以上は私達が与えなくてはなりません。私達の中でどちらに味方するか意見が分かれましたが、HPの大きなアイススピーカーの族長(フローズン・フィスト)を倒すことになりました。そいつのHPは60なので、30以上のダメージを与えないといけません。こいつは移動3、攻撃8!。
スノウスピーカーの族長(スノウダンサー)のHPは48(移動3、攻撃5)で、こちらには死んでもらっては困ります。最初は両方で殴り合ってHPが順当に減っていきましたが、あまり減りすぎるとまずいので、一人中に飛び込んで、両方の攻撃を受ける。そんな時に限って、スノウダンサーが複数攻撃をしたりする。(^_^;

でも、なんとか族長たちを引き離し、味方が総掛かりでフローズン・フィストを集中攻撃し、ぎりぎりで31ダメージを与え、こいつを倒しました。危ないところやった。

アイススピーカー族長の巨大で重い体は、ついに地面に激突した。彼の凍りついた拳がガラスのように砕け散る。しばらくの間、静寂が続いた。

「おまえは俺たちが自分たちのものを正当に取り戻す手助けをしてくれた」と声がした。スノウスピーカーの族長だ。彼女の額は血がにじんでいる。「なぜ我らを助けたのか、理由を話してもらおう。」

他に選択肢はないのを見て、君は正直に話すことにした: フロストヘブンの安全を確保するため、アイススピーカーの襲撃を受けてここに来たと告げた。スノウスピーカーを助けることで、何らかの同盟、少なくとも停戦を仲介できるのではと期待した。君の服を覆った多くの血を見れば、信じてもらえるかわからなかったが、君はできる限りの謹厳な表情をしてみせた。

スノウスピーカーの族長は言った。「我々は人間の町と争うつもりはない。助けてもらった見返りに、今のところ私たちの部族がおまえ達に迷惑をかけることはない。だが、アイススピーカーが何をするかは予測できない。安全を願うなら、この神を冒涜する者たちを一掃する手助けをしてくれ。ここに来る前、ホワイトファイヤーの森の北にアイススピーカーの一団を発見した。彼らがそこで何をしているのかはわからないが、我々が介入しなければ反撃を開始するだろう。私たちに危害を加えようとする者たちを殺せ。そうすれば、私たちは平和を手に入れることができる」

平和がもう少しで手に入りそうな君たちは、その条件に同意した。

「ランプラル族長!」スノウスピーカーの一人が群衆の中から叫んだ。「アイススピーカーを倒すのにこんな軟弱でちっぽけな生き物は必要ない!ゲリュウは我々の味方だ!」

族長は無言で顎を上げ、指の先に威嚇するような青い光を灯すと、不平の声は止んだ。彼女は君たちについてもう一度考え、また別の決定を下した。

「この戦士たちはゲリュウの意志によってここにいるのだから、彼らの助けを借りないのは愚かなことだ。しかし、我々のチャンピオンの一人がこの戦いで彼らを助けるだろう。」彼女は言った。「どんな良い同盟でも、双方が試されることが必要だから。」


報酬

スノウダンサーの解放
シナリオ5 Frozen Crypt の解放


アルゴックスの山での仕事を終えて、君はフロストヘイブンに戻り、次の行動を計画することにした。そこでは先の攻撃を辛うじて生き延びて、まだ動揺が収まらない民衆にサタが話しかけていた。「あそことここに、新しい支柱を立てて、壁の一部を補強して、そうすればすぐに雪みたいにきれいになるわ。わかった?」彼女はウインクしながら言った。「どんな炎や霜も、あたし達をずっと落ち込ませることはできないのさ!」だが彼女の熱意はのろのろと瓦礫をかき分けている住民たちにはあまり伝わらなかった。君は市長をつかまえて、アルゴックスとの間にあったことを時間をかけて説明した。

「慈悲深き海よ」彼女は少し驚いて鼻を鳴らした。「アルゴックスの内部抗争は、確かに多くのことを説明するわ。でも、少なくても1つのグループに私達への攻撃を止めさせることができれば、それは素晴らしい前進ね。」

「でも、あなた達がいない間に、こちらでもいくつかやっかい事が起こったの。」市長は続けた。「何人かの監視員が、よりによってラーカーを、この近くで見かけたのよ。(7)」

あなた達が無事に街に戻ってきたのだから、あの忌々しいカニの様子を見に行ってほしいの。あいつらがこの玄関先にいきなり現れる前に、追い払ってほしいわ。」彼女は君の腕をたたいて、立ち去ろうとした。

「ああ、そういえば」立ち止まり振り返って彼女は言った。「もう一つあったわ。最近斥候達が戻ってきて、奇妙な金属製の建造物が荒れ地を行進しているのを目撃したと報告したの。斥候はヤツらを追跡して、ホワイトファイアーの森を東に抜けて、凍った谷に入ったの。でもその先には行けなかった。だから、そちらも調べてくれると助かるわ。(8)」

君はアルゴックスとの戦いでできた傷跡をなでて、肯いた。

「素晴らしい。」サタは言った。「あなた達がそちらを調べている間、私達は街の再建を続ける。もうわかってると思うけど、北は優しい場所ではないの。だからできるだけ早くフロストヘイブンを元通りにしないといけない。つまり、私達はできる限り多くの資源が必要だということよ。だから、あなた達が外に出ている間、木材、金属、毛皮をできるだけ沢山集めてきてちょうだい。海が許せば、開拓地を冬までには再建できるでしょう。さもなければ、私達はみんなお仕舞いなんだから。」


報酬
モラル1
繁栄度1
シナリオ7 Edge of the Worldの解放
シナリオ8 Crystal Trenchの解放
4週間後に、Special link 156.1

開拓地フェイズ
船の建造
造船所は活気に満ちている。あなたのボートを建造するために雇われたハロワー大工の場合は、文字通り活気に満ちている。一体化した昆虫の大群のように、ハロワーはここ数日、木の板を切り、他の作業員の助けを借りてその木材を船の形に曲げている。一本マストの立派な船で、少人数の乗組員が北へ短い航海をするのに十分なスペースがある。今までは、君の中の一部は大工がこの船を完成させないで、極寒の海を航海しなくて済むことを願っていた。しかし、この船がきちんと艤装され、新しいタールで密閉されているのを見て、あなたの気分は明るくなった。あと必要なのは乗組員だけだ。

「フィリップ・ドグホッガー船長だ、よろしく頼む!」あなたはゲートの方を振り返る。歩いてくる人間の背丈は子供ほどだが、風化した表情が年齢をはっきりと示している。

「サタがあんたがベテランの船乗りを探していると言っていた。」彼は、自分が雇われることをすでに確信しているようだ。 「また船長になれる船があって嬉しい。数ヶ月前に自分の船が不幸な最期を遂げて以来、新しい船を探していたんだ。この船なら、巨大なヒトデに引き裂かれることもないだろう。」彼は笑うが、そこには悲しみがあった。

「この貴婦人をなんて呼ぶんだ?」船乗りはまた陽気になり、黒いアルコールの入ったボトルを差し出した。「さあ、名前を決めてくれ。名前のない船に乗るのは縁起が悪い!」

あなたは船体に瓶をぶつけ、大工と助手が船を冷たい海へと進水させるのを見守った。ドグホッガー船長は艤装を点検し、乗組員を確保するのに時間を要したが、わずか半日後、君は氷の海に勇敢に挑みフロストヘブンを後にする準備が整った。
繁栄度1 上昇

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