|
フロストヘイブン シナリオ78 The Lurker Problem

注)このページの内容はネタバレ(Spoiler)を含んでいますので、これからプレイする予定の人は読まないことをお勧めします。
|
ロードイベント SO-55
谷間を歩いていると、そこはラーカー達の繁殖の場所だった。ヤツらは内緒のところを見られて逆上し、こっちに襲いかかってきた。パーティーの各人は移動力のカード1枚を選択。一番移動力が少なかったボーンシェイパーは、1ダメと流血を受けてしまった。
5月18日にやったシナリオ99の後のタウンガードパーク開放後に解放されたテキストを再掲します。
167.2
チーン、チーン、チーン!
「もしもし! もしも〜し!」 トレンチコートに身を包んだ痩せた男が、ムキになって役場の受付ベルを鳴らしている。アイノックスの記録係、グリントが数メートル先で昼寝のふりをしている。「そこの人。こっちは助けが必要なんだ!」
「ただいま休憩中!また後で来てください」グリントは目を開けずに叫び、面倒ごとから遠ざかるように椅子を動かした。
男は手袋をはめた手のひらでカウンターを叩き、水跡を残した。「もう・・・我慢できない!そうだ、我慢の限界だ!」男はまた激しくベルを鳴らし、カウンターをたたく度に水で濡らした。グリントは渋々席を立ち、男に対応しようとした時、ちょうど君たちを見つけた。
「そうだな、町一番の傭兵が現れるのを待っていたところだ。そして・・・そいつらは今ちょうどここにいる。彼らと話してくれ。そして俺のカウンターで汗をかくのはやめろ!」グリントはまた椅子に腰を下ろして、このもめ事を全て忘れた。
男は少し緊張した面持ちで、君を見定めた。「そうさ、これは汗だ!私は汗をかいているんだ。この暖かさのせいで。この部屋は
とても暖かいですよね?」顔に巻かれたスカーフの間に隠れた男の目を確認するのは難しい。彼のブーツは新品のようだが、彼の背丈には大きすぎるし、着ているトレンチコートはほとんどびしょびしょだ。男は濡れたハンカチで顔を拭うと、スカーフを脇に押しやり、水筒から長い一口を飲んだ。彼のベルトにはあと3本の空の容器がぶら下がっていた。
彼は水筒の底を叩いて最後の数滴を飲み干し、君がそこに立っているのを思い出した。「そうだ、ラーカーども、奴らに家族を殺されたんだ、君に・・・復讐してもらいたい。もっと説明したいところだが、今すぐここを出なくてはならない・・・あ〜、約束があるんだ!地図を渡しておく。」彼は濡れた紙束を君の手に渡した。「後で説明する!ありがとう!さようなら。」
そう言うと、彼はドアを開け、慌てふためいて通りに出て行った。何度もつまずき、水の跡を残しながら。
ということで、このトレンチコートの男に言われたラーカー退治のクエストに行くことにしました。
濡れた道案内が乾いて読めるようになるのを待った。ようやく読めるようになったとき、その案内が北の海辺まで続いていることは不思議ではなかった。さほど遠い道のりではないが、到着するとキツい下り坂が待っていた。玄武岩の崖をロープで降り、目的地の前に降り立った。そこは岩を削り出した石造りの建物で、そのギザギザの入り口は潮に洗われ、塩とカモメの排泄物にまみれている。
迷路のように入り組んだ石灰岩の柱の間を縫うように進んだ。脇道はみんな行き止まりで、ばかばかしい気分になる。潮は現在引いているが、それを懸念すべきか君は考えた。突然、石柱の列は終わりを告げ、その先には洞窟のような空間が広がっている。松明の炎で周囲を確認する。かつては栄華を誇った古代の石造りのホールだ。
そして案の定、カニ達もいる。赤い目と10本の手足を持つラーカー達は、後ろ足で立ち上がり、シューシューと威嚇する音を出している。甲羅がシューシューと言えるならば。彼らは激怒しているようだ。
どうやら彼らは、この湿った場所を自分たちのものだと思っているようだ。こんな魚の内臓のような臭いがする場所なんか、ヤツらにくれてやってかまわないが、君は彼らが何を狙っているのか興味をそそられた。
ラーカー達の向こうに、2つの流木でできた扉が見える。トレンチ・コートの"男"からの指示は、明らかに右側のドアを取るよう促していた。
「いかなる状況下でも、左に進んではならない」と書かれている。
シナリオゴール 現時点では不明。
チャレンジ
きらめく注意そらし: マップ上に略取トークンが3個以上あると、次のラウンド、全員が損傷。
最初の部屋にはエリートのラーカー・ソルジャー(HP 13、移動3、攻撃4、装甲1、標的2、貫通2)が2体、ラーカー・ウェイブスロウアーのノーマル(HP
10、移動2、攻撃1)。
第1ラウンド、ペインコンドュイットは反撃2を構えて前進。HIVEも前進して、ソルジャーに4ダメ、ウェイブスロウアーに6ダメ、どちらも流血。

ソルジャーは1体に集中攻撃、HIVEに5+4ダメ、ペインコンドュイットに4+5ダメ、でも反撃4。フローズン・フィストはソルジャーを足止めして氷を配置。氷の隣の敵に攻撃2して、ソルジャーに1ダメ、ウェイブスロウアーに3ダメと3ダメ。

ボーンシェイパーはスケルトン召喚。ウェイブスロウアーは1体が流血死。1体はライトニング・イールを召喚。

第2ラウンド、ソルジャーは装甲2貼り、周囲の敵に流血。HIVEはウェイブスロウアーに6ダメとライトニング・イールに4ダメで瞬殺。フローズン・フィストは反撃2構えてカード貼り。ペインコンドュイットはウェイブスロウアーに5ダメで倒し、治癒5。スケルトンはソルジャーにカーン。ボーンシェイパーは2体目のスケルトン召喚。

第3ラウンド、スケルトン2体はソルジャーに2ダメとスカ。ボーンシェイパーは呪い2つを与え、スケルトン1体に装甲1付与。ペインコンドュイットは治癒2してソルジャーを足止め。フローズン・フィストはボーンシェイパーとHIVEに治癒1、ソルジャーに2ダメ。ソルジャーはスケルトンに3ダメで瞬殺、ペインコンドュイットに4ダメ、でも反撃3で死亡。もう1体はスケルトンに4-3ダメ、反撃1と、ペインコンドュイットに6ダメ、これはま〜君カード捨ててキャンセル、そして反撃3。HIVEはスレッジ・ドライバーを召喚。

第4ラウンド、スケルトンはソルジャーに2ダメ、呪い。ボーンシェイパーはスケルトンに攻撃させてソルジャーに1ダメで倒しました。これで敵は全滅。ペインコンドュイットは、トレンチコートの男の言ったとおり、右側のドアを開けました。

彼が男であろうとなかろうと、君はトレンチコートを信じることにした。右側のドアを開けると、君はホールから崖の奥にある不規則な傾斜の洞窟に入った。気温が急降下し、君の前にはもちろん、数多くのラーカー達がいた。彼らは前の部屋での戦闘を察知して興奮している。
しかし今回は、君にも準備ができていた。男からの指示は、このグループについて警告し、特定の順番でラーカーたちを殺すよう指示していた。ラーカーたちが浅い水たまりの中を小走りに通り抜けていく中、君は運よく、その複雑な順番を記憶していた。なぜこのような順番を指示されたのかは定かではないが、おそらく最初に特定の者たちを制圧することで、他の者たちの戦意を喪失させるのだろう。トレンチコートの男は自分が何を言っているのかわかっていたのだろう。
あるいは、彼はただやかましいだけなのかもしれない。ずっと左奥に、別の通路が続いている。この選択肢もあるけど、男の指示に従う必要があるのだろうか。いずれにせよ、ラーカーを始末するまでは通れない。
特別ルール
扉2と3はロックされている。新たに公開された各モンスターの上に、1〜6の数字が書かれたトークンをランダムに1枚ずつ置く。番号順にモンスターを倒したら、セクション136.1、それ以外の順番で倒したらセクション170.4を読む。

ペインコンドュイットは部屋の中に進んで、1番のライトニング・イールに3ダメ、流血と毒を自身に受けて、ウナギにも同じコンディション。ソルジャーはペインコンドュイットに4ダメ。HIVEはリアセンブル。ライトニング・イール1は流血死、もう1体はペインコンドュイットにスカ。フローズン・フィストはソルジャーにカーン。ウェイブスロウアー3体は水を撒いてライトニング・イール3体を召喚。

第5ラウンド、ライトニング・イール2体がペインコンドュイットに1ダメと2ダメ。2つ目のダメージは受けきれず、ま〜君カード捨ててキャンセル。ペインコンドュイットはソルジャーに2ダメ、流血と毒、後退します。ソルジャーは前進してフローズン・フィストとHIVEにどちらもスカ。(^_^)

ボーンシェイパーはペインコンドュイットに治癒1と治癒5。フローズン・フィストは氷を撒いてエリートのライトニング・イールに4ダメ。HIVEはコイツに3ダメで倒します。でも、その後でウェイブスロウアーがまたライトニング・イールを召喚。ウナギだらけになりました。(T_T)

第6ラウンド、フローズン・フィストは2番目の敵、ラーカー・ソルジャーに4ダメ与えて倒しました。ペインコンドュイットは3番目の敵、ライトニング・イールに5ダメで倒します。さらに治癒5。スケルトンはエリートライトニング・イールに2ダメ。

ウェイブスロウアーはペインコンドュイットにスカ、フローズン・フィストに2ダメ、ボーンシェイパーに4ダメ、みんな足止め。ライトニング・イールはフローズン・フィストとスケルトンにどちらもスカ。素晴らしい。
第7ラウンド、ウェイブスロウアーはスケルトンに2ダメで倒します。4番目の敵は一番奥にいて、攻撃しにくい!

HIVEはラウンド最初の攻撃が+3となるモードで、前進、4番目の敵に遠距離攻撃、7ダメ。ライトニング・イールはHIVEに1ダメ、フローズン・フィストに2ダメ。

第8ラウンド、ライトニング・イールはフローズン・フィストに2ダメ。フローズン・フィストはそのライトニング・イールに2ダメ、押し出し。HIVEは前進して、4番目の敵に9ダメで倒しました。ボーンシェイパーはスケルトン召喚。

第9ラウンド、ペインコンドュイットは5番目の敵、エリートのウェイブスロウアーに5ダメ、流血、呪い。スケルトンはこのウェイブスロウアーに2ダメ。ボーンシェイパーもコイツに3ダメ。フローズン・フィストもこのウェイブスロウアーに3ダメで倒し、ライトニング・イールに1ダメ、反撃1を構えます。HIVEは6番目の敵ウェイブスロウアーに8ダメで瞬殺、榴散弾を使用して周囲のライトニング・イール4体に2ダメ与えます。ライトニング・イールはフローズン・フィストに3-2ダメと2ダメ、どちらも反撃1。

第10〜12ラウンドで、残ったライトニング・イールを殲滅します。ま〜君は1体のウナギをキャプチャー。順番通りに倒したので、136.1を読みます。
トレンチコートの指示を忠実に守り、その通りに戦った。その判断は正しかったようだ。最後のラーカーが倒れると同時に、洞窟内がゴロゴロと音を立て、奥の壁から岩が転がり落ち、秘密の入り口が現れた。
特別ルール aに洞窟の扉を1つ置く。
第13ラウンド、HIVEがaのドアを開けました。

岩石で隠されていた入り口は天井の高い小部屋に通じており、そこには見たこともないような大きなラーカーがいた。幸いなことに、この像は洞窟の岩から直接彫り出された玄武岩の彫像のようだ。君はその着想の突飛さと、この場所の成り立ちについて思いを馳せた。しかし、美術史よりも、この彫像が鉤爪で掴んでいるもの、つまり、繊細に細工され、それでいて強く重い武器の方が、より重要なのだ。
そのねじれた金属は巨大な釣り針のようで、錆び止めのコーティングが施されている。
第14ラウンド、フローズン・フィストが宝箱を略取しましたら、釣り針を入手しました。HIVEが左側の扉を開けます。

釣り針を手に入れたことで正しい道を歩んでいると確信した君は、小部屋を出て最後の洞窟に入った。そこは足首まで水に浸かった荒涼とした空間だ。いつも通り、そこにはラーカー達が沢山だ。彼らはその武器を見て後ずさりしたが、その後、前にも増して猛烈に前進してきた。今回は、トレンチコートの男からは「釣り針でラーカーを突き刺せ」というシンプルな指示しかない。君達はヤツらを迎撃するために扇状に広がった。
特殊ルール
エリートのラーカー・ソルジャーが倒されるまで、各ラウンド開始時にエリートのライトニング・イール1体がbに発生する。
エリートのラーカー・ソルジャーを最初に倒したいので、HIVEはその場所に留まり、敵を引きつけることにしました。
第15〜21ラウンド、エリートのソルジャーを最優先で16ラウンドに倒しました。発生したウナギは2体のみ。後は少しずつ敵を削って、21ラウンドに敵を全滅させてクリアしました。
釣り針が役に立ち、最後の指示を実行すると、壁の岩石が横に動いてドアが現れた。急勾配のトンネルを抜けると、玄武岩の崖の上に出た。崖の端で、海に沈んでいく建造物を見下ろした。かつてはラーカーの王国があった場所なのだろうか。時の流れと潮の流れによって、今は失われてしまったのだろうか。これほど複雑で恐ろしいものを設計した彼らは、どんな者達だったのだろうか?
今、ラーカー達が散り散りになって野生化してしまったのは悲劇に思える。濡れそぼった指示書のことを忘れ去るのは難しい。しかし、深い思索が腹を満たしてくれるわけではない。そこで、君はトレンチコートの家族の仇を討ったことで、達成感を味わうことにした。もしそれが本当に彼の狙いだったのなら。もしかしたら、彼は釣り針の武器を欲しがるかもしれない。その場合、君は彼が交換にどんな報酬を出してくれるかと夢想した。
タウンホールに戻り、君は彼が報酬の釣り針を受け取るために待っていると予想した。君はすでに、宿屋でどんちゃん騒ぎする計画を立てていた。あるいは、ロングハウスのみんなに飲み物をおごる計画を。
しかし、そこにいるのはグリントだけだ。彼はカウンターに両足を乗せ、眠そうに目を開けて言った。「トレンチコートの男か?あのずぶ濡れの悪党は、あんたが出て行ってから一度も見ていない」。彼は低く唸った。「彼に会ったら、私に借りがあることを伝えてくれ。彼が濡らした床にニスを塗るのに、午後いっぱいかかった!貴重な昼寝の時間を邪魔された。許せない!」
トレンチコートが再び現れるのを待ったが、彼が現れないとわかると、君の熱意はくさい潮のように冷めていった。どうやら、彼は報酬を払わないつもりのようだ。釣り針をご褒美にするしかない。そして、この話を聞いてうらやましがっているグリントの仲間たちにも、我慢してもらおう。
報酬
各自10経験値。
開拓地フェイズ
開拓地イベント SO-26 フロストヘイブンを自身が襲った。建物を補強するか、生き埋めの人達を助けるかの選択で、建物補強を選んだ。モラル-1、敵の攻撃力が-5となった。攻撃25、標的4で、Innがダメージを受けた。
古代のコインパズルを解いたことにしました。
6.2
コインを正しい向きに回転させると、ガリガリと音を立てて洞窟の壁が動き、這って通れるほどの小さなトンネルが現れた。くぐり抜けるのはさぞ窮屈だろう。
ダイナはオーバーコートを脱ぎすて、腕を伸ばしてウォームアップした。「バーティはいつも、私が海賊にネズミを入れたと言っていた。私にやらせて。」彼女はトンネルに飛び込んだ。裏切られたかと思った瞬間、彼女は鉤爪に古びた黄色い巻物を握りしめて慌てて戻ってきた。彼女はそれを洞窟の床に転がして開いた。フロストヘイブンが今ある場所と、何かの場所を示す真っ赤なXのマークが、船で少しの距離に描かれていた。
ダイナはおもわず微笑んだ。
報酬
シナリオ137 Pirate Queen's Haul 解放
このセクション番号にマトンサンドを追加する。
メインに戻る
|
|
|