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フロストヘイブン シナリオ92 Sinking Ship

注)このページの内容はネタバレ(Spoiler)を含んでいますので、これからプレイする予定の人は読まないことをお勧めします。
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7月6日のシナリオ134の後、タウンガードパーク開放後のテキストを再掲します。
波止場を歩いていた君は、乗組員を集めようとしている船長のドッグホガーを見つけた。彼は急いで君に近づいてきた。
「湾内に物資を満載した廃船があると知らせを受けた。乗組員はいない、すぐに海の底に沈むだろう。」ドッグホッガー船長は金属製の水筒から一口飲み、飲み込む前に口の回りに液体を飛び散らした。フロストヘイブンへ来た者なら誰でもそうだろうが、彼は過去の大変な時を知っている。だから簡単に資源を得ることができる機会を見逃すわけはない。
「漁師の話では、向こうでその船を見つけたそうだ。かろうじて喫水線ぎりぎりで浮いているらしい。誰かが荷物を軽くしてくれるのを待っているようだ。簡単な仕事だ。たぶん恐れることはないだろう。ただ、できるだけ沢山のお宝を運べる、力の強いチームが必要なだけだ。どうだ?向かって見てみないか?」
ボートイベント B-14
凪の中、漂流する瓶を見つけた。中にはいろんな冒険談の書かれたメモと数枚のコイン。メモに自分達の冒険談を書き加え、コインをもらって海に戻すか、そのままにして戻すかの選択で、そのままにする方を選択した。
ドッグホガー船長の操船技術は素晴らしく、船は被災船の横で滑るように停止した。中で争っている様子はないが、船体の下から水が入り込む音が聞こえる。貨物倉を見下ろすと、物資の入った木箱が沢山見える。ドグホガーが言ったように、簡単な獲物だ。
だが、突然背後から聞こえてきた賑やかな声に、君はびっくりした。「ごきげんよう、認可された救助隊、あるいはゴミ漁り、あるいは非認可の海賊さん!」と、プロペラを激しく回転させて空中に浮いたままの小さな機械がしゃべった。「私はヘルパーロボットIC-Sです。私のことはHE-RO-IC-Sと呼んでください。貨物を救うのを手伝います」。
そしてロボットの出現に反応する間もなく、甲板を突き破る大きな爪の音に注意を奪われた。何体かのラーカーが船によじ登ってくる。
「気をつけろ!」ドッグホガー船長が叫んだ。「ラーカーだ!」
特殊ルール
HE-RO-IC-Sはあなたにとって味方であり、全てのモンスターにとって敵である。HE-RO-IC-Sとインタラクトすることはできないが、各キャラクターのターンの終わりに、HE-RO-IC-Sに移動5か攻撃6を与えることができる。船は徐々に水で満たされ、マップタイルは水没していく。第6ラウンド終了時、タイル7-Gが水没。第10ラウンド終了時、タイル2-Bと2-Dが水没。第12ラウンド終了時、タイル14-Aが水没している。マップタイルが水没するたびに、その上にあるものすべてとともにマップを取り除く。
HE-RO-IC-Sまたはいずれかのキャラクターがこの方法で除去された場合、シナリオに敗北する。いずれかのキャラクターが脱落した場合、シナリオに敗北する。すべてのヘクス2はすべてのヘクス1、3とリンクしている。
部屋間はテレポートできない。タイル2-B、2-D、14-Aにあるすべての木箱には4つの略取トークンが入っているが、タイル7-G の木箱には無限の略取トークンがある。木箱のあるヘクスに影響を及ぼす略取能力はその木箱からトークンを1つ略取する。加えて、キャラクターまたは
HE-RO-IC-Sが木箱に隣接している場合、移動ポイント3を消費してその木箱からトークンを1つ略取することができる。しかし、HE-RO-IC-Sが略取できるトークンは1ラウンドに1つだけである。すべての略取トークンは、略取されたときに略取カードと交換されるのではなく、略取したキャラクターのマットの上か、HE-RO-IC-Sの横に置かれる。略取トークンをドロップするモンスターはいない。少なくとも20個の略取トークンが略取された場合、aのヘクスは脱出ヘクスとなる。各キャラクターは脱出したターンの終了時にもHE-RO-IC-Sに命令することができる。
ラーカー・ウェイブスロウアーのエリート(HP 13、移動2、攻撃3、足止め)が1体とノーマル(HP 11、移動2、攻撃2)が1体、下の船倉にいます。甲板にはエリートのラーカー・ソルジャー(HP
13、移動3、攻撃4、装甲2、標的2、貫通3)が1体と、エリートのラーカー・クロウクラッシャー(HP 18、移動3、攻撃4、装甲2、標的2、損傷)が1体。
第1ラウンド、スノウダンサーが下の船倉に降りて、危険地形を3つ配置。

ウェイブスロウアー2体はスノウダンサーを攻撃して、2ダメと足止め。これはまずい。でもHE-RO-IC-Sを下に下ろします。インフューザーも下に降りて、上段移動3で木箱から最初の略取。HE-RO-IC-Sにウェイブスロウアーを攻撃させて6ダメ。フローズン・フィストも下に降りて、余った移動力で略取。HE-RO-IC-Sにウェイブスロウアーを攻撃させて5ダメ。バナースピアも下に降りて、治癒のバナーを出して、HE-RO-IC-Sにウェイブスロウアーを攻撃させて5ダメで倒しました。これで足止めの厄介な敵はいなくなった。
第2ラウンド、ノーマルのウェイブスロウアー2体とエリートのソルジャー1体が発生。

足止め中のスノウダンサーは危険地形をさらに!つ配置して、エリートソルジャーを牽引2。危険地形2つを踏ませて6ダメ。さらにHE-RO-IC-Sに攻撃させて4ダメ。インフューザーは上下段移動で略取2つ。

さらにHE-RO-IC-Sに攻撃させて7ダメ、エリートソルジャーを倒しました。
甲板からエリートのクロウクラッシャーがいきなり下に降りてきて、スノウダンサーとフローズン・フィストを攻撃、1ダメと4-1ダメでどちらも損傷。いたた。さらに甲板からエリートのソルジャーが降りてきて、危険地形で3ダメ受けるもスノウダンサーを攻撃、5ダメ。スノウダンサー危うし!フローズン・フィストはまた移動能力マックスで略取x2。ウェイブスロウアー2体に2ダメと3ダメ与えて、1体を武装解除。

ウェイブスロウアーはスノウダンサーとフローズン・フィストに軽くダメージ。バナースピアはクロウクラッシャーに3ダメ、流血とウェイブスロウアーに8ダメ、さらにHE-RO-IC-Sに攻撃させてウェイブスロウアーを倒します。

第3ラウンド、エリートのソルジャー2体、ノーマルのウェイブスロウアー2体が発生。もうごしゃごしゃしてわけ分からん。

この階はもう放棄することにします。バナースピアはスノウダンサーに治癒とリジェネを飛ばしつつ、上の階へ。スノウダンサーも上の階の木箱の隣へ。このタイミングで、ペットのピラニアピッグを使って3人が略取。フローズン・フィストとインフューザーも上の階へ。HE-RO-IC-Sも上に移動させて、2のタイルを全て塞ぎ、下から敵が上がって来れないようにします。

この後は、自由に動けるスノウダンサーが略取をしつつ、残りはボケッとします。時々イニシアティブがうまくはまれば、ささっと動いて略取。

第6ラウンド終了時に下の階は水没し、中の敵は全滅。(^_^)
第7ラウンド、敵が迫ってきます。

でも、基本は同じで、HE-RO-IC-Sを使って一番やばい敵を攻撃したりしつつ、自由に動ける人は略取します。20個の略取をしたところで、みんなは甲板へ。

略取トークンがまだ少ないバナースピアに、最後の4つを略取してもらいつつ、そろそろ終了か。
下の階には電気ウナギも召喚されて、すごいことになっている。

甲板ではスノウダンサーが危険地形を沢山置いて、出現する敵を牽制。

最後まで敵が出現し続け、インフューザーが2回カード除去しなくてはならない状況になるも、第10ラウンドにみんなが脱出してクリアしました。
君が最後の略取品をドッグホガーの腕に投げ入れた瞬間、甲板が大きく傾いた。足を踏み外しそうになり、船の手すりにつかまっていると、被災した船が船内に閉じ込められたラーカー達の影とともに、ゆっくりと波の下に消えていくのを見た。
「危なかったな」とため息をつきながら、ドッグホガーは君に登ってもらうためのロープを投げた。「儲かった・・・だが危ないところだった。ところでお前さん、新しいメンバーと契約したようだな」。
「HE-RO-IC-Sは価値ある生産的な社会の一員となるようにプログラムされています。」空飛ぶ機械はドッグホガーのあごひげに危険なほど近づきながら、甲高い声で言った。「宝物、戦利品、略取品、雑多なものを回収するために、私は空を飛び、ホバリングし、待機します。不正に得たものであれ、合法的に得たものであれ。」
「うるさい乗組員だ」とドッグホガーは文句を言いつつ、家に帰る航路をとった。
報酬
略取トークン13個。1週間後に181.2を追加。
開拓地フェイズ
開拓地イベント WO-75
フロストヘイブンに濃い霧が出た。何も見えない。赤く塗った井戸がぼんやりと見えたので、その側でバケツを叩いてみんなを呼び寄せるか、市内を歩き回ってみんなを助けに行くかの選択で、歩き回る方を選んだ。Educatedなインフューザーのおかげで、無事に歩き回ることができた。モラル+1。
パズルブック
43.5
クレインの部屋には誰もいない。 本も書類も何もかも残っているが、クアトリル本人がいない。部屋の外で彼を見たことがないので、少し奇妙に思い、彼を探しに出かけた。
30分近くして、君は小屋と小屋の間を行き来するクアトリルを見つけた。片手には使いかけの松明、もう片手には松脂の入った鍋を持っている。近づいてみると、彼は頭を振りながら、まるで自分自身と議論しているように独り言をしゃべっている。君が数メートルに近づくまで、彼は気づかなかった。
「おやまあ。」彼は少し驚いたように言った。「また会えて嬉しいよ。それは何だい?」君は図の書かれたメモを彼に渡し、尖塔で何が起こったかを説明したが、クアトリルは別の事に気が取られているようだ。
「そう、悩ましい。これはこれで良い成果だが、悩ましい。」彼はメモをポケットに入れた。「聞いてくれ、私もいくつかニュースがあるんだが、実験中だから歩きながら説明しよう」。返事を待たずにクアトリスは歩き出した。
「プロジェクト・ソースという本だ。」焦げた松明を振り回しながら、彼はペラペラとしゃべった。「翻訳が少し進んだんだが、これ以上進めるには、君にいくつかの、あ〜、発見を検証してもらわなければならない」。二人は小屋の間を縫うように進み、クレインはガラクタの山から廃布を取り出し、使用済みの松明に巻きつけた。満足して、彼は動き続けた。
「研究者たちのメモによると、尖塔のエネルギー源は危険すぎて使えないという結論に達し、最終的に放棄されたそうだ・・・なんとも残念なことじゃないか。でも、君はどうしてなのかよくわかっているようだな」。彼は柵の壁の一部で立ち止まり、金属製のスプーンを使って丸太の間から粘土を少しかき出した。彼は粘土を砕いて鍋に入れ、歩き続けた。「しかし、彼らの説明は
彼らの方言である "死 "という厄介な単語を読み解く手がかりをくれた。」
「この研究者たちは、死のコンセプトに非常に興味を持っていたようだ。尖塔群での事件後、彼らは新たな場所の調査に向かった。"死の場所"とだけ呼ばれる場所に。君にはそれを見つけて、中に何があるか教えてほしいんだ。トルフィの手記には、その場所にある装置のスケッチが記されていた。もし旅先でその場所に出くわしたら・・・たぶん寺院か地下墓地のような場所にあるはずだ・・・彼女のメモが役に立つはずだ。」
クレインは突然立ち止まった。彼は君を衛兵詰所のひとつにある、暖をとるための鉄の火鉢のすぐそばに連れて行った。衛兵たちは持ち場から離れずにこちらを見ているが、何の儀式も説明もなく、クレインは鍋に棒を突っ込み、次にそのグロテスクなものを衛兵の火にくべると、激しく青い炎が燃え上がった。
「くそっ、すべて間違っている。」クレインが松明を掲げると、その炎は鮮やかなスカイブルーに燃えた。彼は嘲笑し、松明を雪の中に落とし、その場を立ち去った。
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